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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
42/143

視線 5


人は見かけによらない…




課長と言う立場上、大変な気苦労も多いだろう…




『確かにクールって感じはありますね

でも、女ってそうゆうのに弱かったりするんですけどね


課長はうちの女子社員に人気があるんですよ』




「僕が人気があるなんて嘘ですよ」



随分と謙虚な桜田。



『本当ですよ

イケメンの25歳、そしてエリートともなれば、女子社員はほっとかないでしょう』



とちょっと持ち上げ過ぎだったかも…。



「そんな事ないですよ

僕は仕事人間ですから…


彼女なんて、もうしばらく居ないし、会社と家の往復の寂しい生活ですよ」




そう言った課長の顔は、寂しそうだった…。




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