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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
視線
41/143

視線 4


何だか不思議な感覚だった…




『意外ですね

課長はビールよりもワインって感じですから』




「そうですか

僕はワインよりも、焼鳥食べながらビールを呑む方が好きなんです」




そう言って、課長は顔をくしゃくしゃにして笑った。




ビールがきて、二人は乾杯をする。




「お疲れ様でした


僕のイメージって、たぶん冷たいとか、頼りないって感じなんでしょうね?」




やはり、人の目は気になるらしい…




二十五歳で課長ともなれば、色々と言う人も多い…。




仕事をしている時の課長は、冷たいと言うより、近づきにくいと言う感じはある



女子社員が寄って来ても、その顔は崩れない。



だが、どこか温かさを感じてしまう…。




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