37/143
迷い 18
はいと返事はしたものの…
アキは迷っていた…
『このまま打ち合わせに行ってもいいのだろうか…
ゆいをほっといていいのだろうか…』
携帯電話が鳴り、携帯を見るとゆいからのメールだった
「アキ、心配かけてごめんね
私は大丈夫だから、打ち合わせを放り出そうなんて考えないでね
仕事はキッチリやるのがアキなんだからね」
ゆい…
こんな時に私の心配するなんて…
アキはゆいにメールを返す。
『ゆい、ありがとう
そばに居てあげられなくてごめんね
仕事頑張って来るね』
メールを送信すると、アキは携帯を握りしめて、ゆいに何度もあやまっていた
『ゆい…、こんな時に仕事を選ぶ私を許して
ごめんね、ごめんね』