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迷い 12
それからアキは仕事に追われ、ゆいを気にしている余裕がなかった…
昼休み…
アキはゆいと近くのレストランに行った
ゆいはかなり落ち込んでいて、食べる事すら出来ない状況だった…
『ゆい、アキラと話してみよう
このままじゃ、ゆいだって納得出来ないでしょ。
もしかしたら、アキラに何か事情があるのかも知れないし』
「話って何を話せばいいの…
他に好きな人が居るって言われたのに…
アキラは私の事が嫌いなんだよ」
『ゆい…
それでも話しなきゃ
このまま別れたら、ゆいはアキラの事引きずるよ
忘れられなくて、悩んで苦しむよ』
ゆいはうつむいたまま、何も言わなかった…