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迷い ８
アキは戸惑っていた
『あっ、嫌っ…
ちょっとビックリしちゃって…』
「俺、アキの事大事にするよ
俺にとってアキは大切な人だから…」
『古田さん…』
今日は調子が狂いっぱなしだ
古田があんな事を言うなんて…
アキは部屋に戻ってから、ぼんやりと考えていた
なぜ古田はいきなり、アキを大切な人だと言ったのか…
普通なら私も古田さんの事が大切とでも言うのだろうが…
アキは何も言えなかった…
もしかしたら…
古田の気持ちが分からないのではなく、アキが古田の気持ちを分かろうとしなかったのかも知れない…
古田への自分自身の気持ちが分からなかったから…
一体どうしたら…
