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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
迷い
24/143

迷い 5


シャワーを浴びながら、アキは思っていた



『どうして古田さんと付き合おうなんて思ったんだろう…

もう、終わりにした方がいいのかな…』



この半年、何度こう思ってきたことだろう…



それなのに、別れる決心まで気持ちがいかない…



それは一体どうしてなのだろうか…



バスルームから出ると、ベッドには古田がいた



「アキ、 おいで…」



アキは古田の言葉に操られるかの様にベッドへ…



こうして、アキはまた古田に抱かれる…




もう何度、こうして抱かれたのだろうか…



古田に抱かれるたびにアキが感じるもの



それは虚しさだった…



抱かれていても、愛されていると感じた事は一度もない…



それは、自分が古田を愛していないから…




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