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年下の上司 18
『そのうちに話聞いてあげるから、じゃ、私行くね』
私はオフィスを出て、エレベーターを待っていた
「お疲れ様でした」
振り向くと、立っていたのは桜田課長だった
『課長、お疲れ様でした
初日の企画部はいかがでしたか』
とアキが声をかけると、課長はニッコリと笑い
「ここは楽しいですね
僕と年が近い人ばかりのせいでしょうか
これからが楽しみです」
『そうですか
皆いい人ばかりですよ』
「はい、僕もそう思います。
所で、星川さんは企画部の人達にはとても頼りにされている様ですね」
課長の笑顔にアキはドキッとした
笑った時のあの目が、とても可愛いなんて思ってしまったのだ