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年下の上司 16
もう人を好きになる事は出来ない…
そんな思いが、アキを恋愛から遠ざけ、いつしか愛のない関係を持てる女に変わってしまった…
『先輩、私の仕事やって下さいよ
会社に居ても暇そうだし』
「しょーがねーなぁー
俺に出来る仕事ならやってやるよ
星川も仕事ばっかで恋愛も出来ねー女じゃ寂しいもんなっ」
『どうせ私は寂しい女ですよっ
仕事に生きてますからね』
何となく視線を感じた…
その視線の先は…
やはり古田だった
アキは知らないふりをしていた
最近、会社に居るとやたらと感じる視線…
何かが変わり始めている…
何かが…