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年下の上司 14
会議室には拍手が響いていた
一時間程の会議を終え、それぞれにオフィスに戻る
席に着くと京田が来た
「星川すげーなー!
プロジェクトのメンバーに選ばれるなんてよ
古田も高梨も入ってるしよ」
京田と古田は同期だが、まるでタイプの違う二人だった
京田は仕事らしい仕事はほとんどしていない
それとは対照的に、古田は仕事人間なのだ
『先輩は真面目に仕事しないからねぇー
何でここに居るのか不思議でたまらないです
だから、主任がぼやくんですよ』
アキは思いっ切り嫌みを言ってやった