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最後の恋  作者: 雅-miyabi-
素顔
112/143

素顔 7


どんな事があっても、仕事の忙しさは変わらない




あっと言う間に時間は過ぎて、夕方五時-




女子社員は、時計が五時を指した途端に元気がみなぎる




「あぁー、仕事終わったぁー!

ねっ、化粧直しに行こうよ」




「今日は思いっきり呑もうねっ!」




賑やかな女子社員を見て、ゆいが嫌味を言う



「やだよねぇー

たいした仕事もしてないのに、仕事が終わると元気になるんだから」




『ゆい…、そんな嫌味を言うから、おばさん扱いされるんだよ


私達も用意して行かなくちゃ、六時からだからね』




「ちょっとぉー

誰がおばさんなのよ、失礼なっ!

私はまだニ十七なんだから」




『はい、はい…

私も二十七ですよ…』



と心の声がする…




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