102/143
傷心 12
ゆいはアキの顔をじっと見ていて、アキは目を反らした
「そうなんだ…
私はテッキリ誰かに作ってあげてたのかと思った」
ドキッ!!
心臓に悪いな…
ゆいの感がピッタリ…!
ゆい恐るべし…
そして、ゆいはアキラの話をし始めた
「ねっ、アキ…
昔、アキラがアキの事好きだったって知ってた」
『はぁー?まさかぁー』
「やっぱりねっ!
アキってそうゆうとこ鈍感だよね」
『それっていつの話?
今頃話さなくていいよ』
「アキラ…
今も彼女の所に居るんだよね…
私も病気だったらいいのに…
そしたら、アキラがそばに居てくれるかも知れない…」
切ない恋心…
簡単ではない…。
好きな人を忘れることは…。