黄昏の交差点
掲載日:2026/02/12
黄昏れた交差点
君は微笑む
『あの道はボクらみたいだ。』
幾重も交わる道の隅で
アスファルトは黒ずんだまま
星は浮かばない
夜空には敵わない
笑ってやった目の端で
水溜りが僕を睨んだ
夜空を映したそれに浮かぶ
幾つもの星
「ごめんなさい。」
次は君が笑った
長靴のない足で
思いっきり踏めば
星のように散らばる水滴
濡れたアスファルトは
橙色の光を集めて
きらりと光る
星は此処にもあった
空でなくとも
心の何処かでなくとも
交差点の真ん中で
指を指し合った
僕は此方へ
あなたは向こうへ
道は幾つもあるけれど
全て未知の世界だ
僕にも君にもわからない
導かれる先は何処へ
世界の隅のその端で
星の道を渡ってゆく
僕も君も
進むのは違う道だ
ご覧いただきありがとうございました。
交差点は人生みたい。
誰かに届きますように。




