表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

メンバー紹介-1

 こうして、幾分不本意ながら代魔会へ参加することが決まった。クリスティーヌンの強引な説得を私が了承したのは、お互いの目的が合致したからに他ならない。現時点の最有力候補に会う機会をみすみす逃すのも勿体ない。


「それで、今日はどこに連れてってくれるの?」

「生徒会室ですわ。」


 クリスティーヌンに連れられ校舎の最上階の廊下を歩く。窓から指す西日がまぶしい。今日は他のメンバーとの顔合わせを兼ねて、二人を紹介してくれることになっているのだ。


「でも、なんで生徒会室なの?」

「それは私が生徒会役員だからですわ。」


 全然知らなかった。こんなキャラ濃いやつ、生徒会に居たか?


「相変わらずいささか失礼ですわね。普段は生徒会のときは髪を纏めて眼鏡をかけてますの。」

「言われてみればいたなあ。確か…」

「…書記ですわ。」


 書記…書記かあ。保険委員とかだったら、クスリティーヌンとか言って弄れたのに。あ、でもこのスタイルで保険委員は刺激が強すぎるか。


「また人の名前で遊んでますわね。」

「印象的なな名前だからね。でも、呼ぶのにはちょっと長いよね。」

「…だったら、略すなり愛称で呼ぶなりすればいいでしょう。これから共に戦っていく仲間なんですもの。」

「わかった、リスティ。」

「どこを抽出してるんですの!それにちょっと可愛い響きなのがムカつきますわ!」

「ティーヌとどっちがいい?」

「私が選ぶんですの?!それ!とても恥ずかしいやつじゃないですの!」

「そう怒らないで。可愛い顔が台無しだよ、リスティ。でもリスティって結構感情表現豊かだよね。」

「あー!もう!ツッコみどころが多すぎる!結局呼び方決めてるじゃないですの!あと、私がこんなになったのは茅水封理のせいだー!」


 そんな褒められても何も出ない。しかし、面白いやつだな。リスティ。


「…茅水封理。あなたって不思議ですわね。」

「私が?なんで?」

「初めて会ったときもそうでしたけど、なんていうか掴みどころがないっていうか…。そのくせ、悪い人じゃないのがわかるっていうか…。とにかく不思議ですわ。人を惹きつける力、みたいなものを感じます。」


 …私が?復讐を心に決め、利用できるものはなんでも利用しようとしている私が?現に今、勇者候補への最短ルートのためにリスティを利用しようとしているのに。


「人を惹きつける魅力はあるのに、結局他のメンバーは集まりませんでしたわね。さ、着きましたわよ。」


 最上階の最奥の教室。それが生徒会室である。リスティはその扉を勢いよく引き開けた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ