出会いの巻
私…下腹知
ムリュスッカロー様…東ベルリン
運命的な出会いをした。東ベルリンで。
神と私がであったのは、皇期2625年であった。日本はそのころ所謂高度経済成長期であり、豚のようなブルジョアジーが町を闊歩し、高尚な存在のはずであるプロレタリアートは、豚の目を伺いながら生活していた。その頃、私はこのようなヘクソカズラな日本に嫌気が指し、日本赤軍に身を投じ、ヘクソカズラを純潔で見事な薔薇にしようとした。しかし、幾度となく国家のワン公に捕まりそうになり、もっと確固たる思想の確立のために、1度愛するヘクソカズラを去り、できてまもないチューリップのような東ドイツの首都東ベルリンへ亡命した。そこで私は東ベルリンに到着して早々脱糞をしてしまった。赤ちゃんのように。豚がいない澄んだ空気。そこで私は気づいた。日本の都会はうわべだけのものであり、そもそもブルジョアジーという豚がいるため、実際は田舎の養豚場となんら変わりない。東ベルリンこそが豚のいない本当の「都会」であることを。私は東ベルリンに感謝し、脱糞するほど驚かされた東ベルリンに敬意をひょうし、脱糞するときの擬音である「ムリュ」とスカトロの「スカトロ」にあやかって、東ベルリンを「ムリュスッカロー様」と名付けた。私は日本でこの教えを広めるために、戦いに身を捧げることにした―ーーーーーー
何だろうこれ。でも何だろうこのときめきは。