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第2.5話

麻ぁそうなっちまったもんはしょうがねぇ雀に参戦を希望する俊。麻ぁそうなっちまったもんはしょうがねぇ雀とは何なのか。ルール説明編

第2.5話


「あの、僕大山って言います。よかったら僕もいれてくれないですか?」

自分でもどうかしてると思う。ただ、好奇心が勝ってしまった。それに目の前のオッサン4人の目が輝いている。

「ニイチャン。ええんか?俺らのレートはのぉ・・・」

ゴクリ

「ノーレートや!」


大爆笑の渦が巻き起こった。


「ニイチャンやろうやろう」

「プロ!宜しく頼みます!」

「雀鬼流が参戦や!」

「じゃあ僕が抜けますね。成田さん。東発の点棒移動無しでいいですね。」

「ずるいなぁ大関さん。マイナススタートだからって」

「はいじゃあルール説明しますね」


麻ぁそうなっちまったもんはしょうがねぇ雀ルール



・基本ルールは麻雀に準拠

・1飜縛り(1飜以上の手役がないとアガれない)

・25000点持ち30000点返しの東南戦

・クイタンあり 後付けあり

・リーチは不採用

・メンゼンロンは1飜つくが手役にならない

・ツモアガリは無し 

・打牌は裏側で行い呼称し、アクションが無ければ卓の中に入れる。呼称した牌と違うと思った者はダウトを点数と共に宣告できる。ダウトを宣告された者は打牌を表にし、呼称牌と違った場合は打牌者から宣告者に宣告した点数が支払われゲーム続行。打牌と呼称が一致した場合は宣告者から打牌者へ宣告した点数の半分が支払われゲーム続行となる。

・副露は麻雀同様晒して卓右に置く

・副露した際、呼称牌と違った場合ダウト宣告がなかったら呼称牌扱いとなる

・ダウトと副露の発声同時の場合はダウト優先となりダウト成功時は副露ができなくなる。失敗の場合、精算後副露の処理を行う

・ロンとダウトが重なった場合ロン優先となり、打牌が表になることなくロン牌として処理を行う。




「とまあこんな感じなんですけど何か分からない事とかありますか?」

「えーっと要はツモアガリが無い代わりフリテンって概念が無くて、河もないんですよね。多分やってみないと分からないかなと」

「そうよ。まずはやってみてよ!」

「早よやろや!ニイチャン!」

「分からないことがあったら何でも聞いてね」

「まぁ後ろで僕見てますから何かあれば」


不思議な気分だ。俺は競技麻雀のプロだというのに。それもさっきまでバカにしてた様な連中と得体の知れないゲームをするのが楽しみでしょうがない。


かくして俺の「麻ぁそうなっちまったもんはしょうがねぇ雀」デビューが始まった


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