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追放騎士メアの交響詩  作者: 白木 はる
33/42

神界へ

「こ···これが❬光の力❭」


私は強大な❬光の力❭を目の前に思わずそう呟く。


「素晴らし完成度よ、メアちゃん···」

「本当か!」

「えぇ」


ナウディアの解説のおかげか、私は一回で魔法の発動に成功した。

私が成功の余韻に浸っていると、私の後ろにミティスが現れた。


「あれ?練習中じゃなかった?」

「フフ···もう成功して、休憩中よ··」


それを聞くとミティスが少し驚く。


「へぇ···アレを一回で?」

「凄いでしょ?」

「あぁ、間違いないね」


そう言うと、ミティスがクルシャに声を掛ける。


「出来たかい?」

「いや私はどうも使えないみたいなんだ」

「····でも、スキルは強くなったんじゃない?」

「どうだかな」


そう言うとクルシャは光属性の魔法を放つ。


「❬ライトニングランス❭」


クルシャが放ったスキルが目にも止まらぬ速さで飛び、先にあった大きな岩に当たり大爆発をお越し、岩があった場所とその周りの広い範囲がクレーターになっていた。


「!!···前とは桁違いな威力になってるな」

「でしょ?」


その後、私達は異世界人を5人程度倒した所で今日は解散となった。


「よし、帰るか」

「そうだな」

「あ、そうだ二人共」

「?」


私達が魔王城に帰ろうとすると、ミティスに呼び止められる。


「前に話した神様ともう会えるようになったよ」

「もうか?」

「うん、どうする?今すぐ行く?」


私は少し考える。


「わかった、今すぐ行く」

「オーケー、じゃあ集合場所まで行こうか」

「ありがとう、頼む」


私が返事をすると、ミティスが転移魔法を使って集合場所へ移動する。


「···ここか?」


移動先は広い草原だった。


「そうだよ、じゃあ私は帰るね」

「え?ミティスは来ないのか?」

「行きたいけど今、忙しいんだよね」

「そ、そうか··」

「一応、迎えはここに誰か来させるからね」


そう言い残すとミティスは魔王城へ帰ってしまった。


「·····で、この広い草原のどこに行けばいいんだ?」

「さぁな、待ってれば来るんじゃねぇか?」


すると、私達の近くに魔方陣が現れた。


「ミティスが言っていた神か?」


しかしそこから出てきたのは、一人の少年だった。


「····あれ?ここは?」

「(異世界人か···)」

「!···アナタ方は?」


転生者が私達に話し掛けてきた。


「気にするなただの旅人だ」

「···ここってどこなんですか?」

「私達も知りたいんだがな」

「!!···もしかしてアナタ方も転生したんですか?」


少年が何を期待しているのか、瞳を輝かせて質問してくる。


「いや、この世界の住人だが?」

「···そうですか」

「········私が異世界人だったらどうしたんだ?」

「···え?····いや··何も?」

「じゃあ何故その質問をしたんだ?」

「········」


少年は黙ってしまった。


「····!」


上を見ると空から光が差していた。

そこからなんと天使のような存在が私達の近くに降りて来た。


『メア様とクルシャ様、お迎えに上がりました』

「!!!!···天使?」


異世界人の少年がその天使を見ながらそう呟く。


『では我が主が神界でお待ちですので行きましょう』

「あぁ、頼んだ」


すると異世界人の少年が近づいてきて天使に話し掛けた。


「あ、あの!天使さん··街がある場所を教えて貰えませんか?」

『話し掛けるな異世界人』

「!」


天使が槍のような物で少年の腕を刺し、そのまま転移を開始した。


「クソッ····天使といえど容赦しない!!」


少年が神器のような物を手に取り、天使に斬りかかる。


『······』


天使は向かって来た少年の首を槍で難なく貫いた。


「おいおい、殺して大丈夫なのか?」

『えぇ、これもいずれ❬狂化❭する運命なのですからね』


すると死んだはずの少年が立ち上がった。


『不死の能力ですか』

「な···舐めるな···こんな所で死んでたまるか!!!!」


少年が再び天使に斬りかかる。


『···いくらあの❬愚神❭達に能力を授けられても、お前達異世界人には越えられない壁が無数にある事を覚えておけ』


そう言うと天使は天高く飛翔し槍を地面に投擲した。


「?!?!?!?!?!」


私達の目の前に国一つ入りそうな程の大きな穴が空いていた。

そこに異世界人のいた痕跡はなかった。


『これであの蛮族は生き返れませんね』

「·····何をしたんだ?」

『ただ天使の権限を使用して絶命をあの生命に命じただけです』


私達は❬本物❭の神の領域の力を見た。

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