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王女様の苦悩
朝の挨拶、スケジュールの確認、食事、勉強、お稽古事
全て全て国王様と王妃様、執事が作ったマニュアル通り淡々とこなされます
それはどれもなんども繰り返した同じ内容ばかり
プライベートのときは一人で寂しくてもその感情で人が凍りつくほどの寒さに見舞われるので
とにかく無感情になれるように、読んだことのない本ではなく
もうとっくに読み飽きたたくさんの本を時には聴きすぎて擦り切れてしまいそうなレコードを毎日毎日、ローテーションで読んだり聴いたりしていました
ですが王女様も人の子です、少しのことでもふっと感情がうまれてしまいます
その度にとんでもない災害がおこってしまうため
感情を押し殺すことに疲れ切ってしまっていたのです