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王女だけど私の喜怒哀楽で国が大変です  作者: ゆうな
到着、バレンシア国
31/50

初対面…?

おじさんが二人を少し寂しそうな笑顔で迎えます

「よく来たね、私がローレルだ。待っていたよ、シャルロッテ。それと…」


「ダリルです」

脱いだ帽子を胸に当て、頭を下げます

シャリーもスカートを持ち上げる仕草をして腰を下げ挨拶をします

「ごきげんよう、ムッシュ」

シャリーもまだ14歳ではありますが、一国の王女です

挨拶や目上の人への話し方は教育されています

「ときに、ローレル…さん?どうしてわたくしの名前を?それに待っていたとは…」


「それは、長い話になるから、奥で話しをしよう。ついておいで。リーフ、お茶の準備を…それと軽食と…リス君へのミルクも頼むよ」

執事のリーフは、かしこまりました、と返事をするとエントランスの奥へ下がっていきました



通されたのは、小綺麗な個室

白い上品なレースのカーテンからは淡い光が差し込んでいます

窓辺には綺麗なお花が生けられており、風がふわりとその香りを届けてくれます


しばらく部屋を眺めていると執事のリーフとシャリーたちより少し年上くらいのメイドさんがカチャカチャとワゴンに乗せた食器を鳴らして入ってきました


装飾の少ない上品なカップには香りの良い紅茶、縦に3段にならんだお皿にはジャムやチーズが乗ったカナッペ、サンドイッチ、カップケーキ、とても小さいおままごと用のようなカップとお皿にはミルクと小さな果物が

なかなかに広いテーブルの所せましと並べられます

そういえばお昼を食べ忘れていた2人

と一匹

おなかもぐぅぐぅなっていることに気づくと、いただきますと一言いうなり、おもいおもいに好きな物を食べ始めました

そのどれもがとても美味しく、最近は簡単な食事で済ませていた二人にはこの世のものとは思えないくらいのご馳走に思えました


お腹が満たされ、紅茶に手を伸ばす2人をみていたローレルが

それでは、と話し始めます

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