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王女様の生活
そんなことが起こるうちに王女様は自分が起こしてしまう国の災害に大変ショックをうけ、とにかく無感情にいるようになりました
王女様の周りにいる人もできるだけ王女様の感情を揺さぶり動かさないように差し障りない、付かず離れずの対応をするようになっていました
そんな日々が長く続きましたが、王女様は国民や召使いから全く嫌われてはいませんでした
なぜなら嫌われるほど深く関わらないからです
関われない、とも言いますが
ですから、もちろん王女様のことを好きだというひともいないし、嫌いだと言うひともいない
王女様のことを深く知る人も誰もいなかったのです