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スペースセンチュリープライマリースクール  作者: 林 広正
第一章 四人の出会い
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冒険

 その冒険にはアピナも大いに関わることになるんだ。アピナはカッカとセイナを失い、一人きりになってしまったけれど、その態度は相変わらずで、新しい転校生を仲間に僕たちにちょっかいを出してくるんだよ。まぁ、このときばかりはアピナの活躍もあってトゥーリを救うことに繋がったからよしとしているんだけどね。

 まぁ、これ以上は次回にとっておくとして、一人きりになったアピナは、トゥーリにきちんと謝ったよ。そしてなぜか、モネーにも謝ったんだ。なんとなくの理由は分かるけれど、詳しく問い質したりはしなかった。それは二人の問題であり、モネーも口を閉ざしているんだ。聞く必要がないってことなんだよ。少なくともこの時点ではね。

 それからアピナは、ミカに告白をしたそうだ。これもまた、二人の問題だから、詳しくは聞いていない。けれどまぁ、結果がどうなったのかは明らかだ。ミカはあれからもずっと、僕たちと行動を共にしているからね。

 僕については特になにもなかった。そういえば、このカツラの色を変えたときに一度だけ、似合っていないぞと言われたっけ。僕は次の日から元の色に戻したよ。

 僕たちの学校は、基本は平和なんだ。外の世界と比べればなおさらだよ。休戦中だっていうのに、この宇宙では毎日のように戦死者が出ているんだ。おかしな話だけど、事実なんだから仕方がないよね。

 まぁ、学生のうちはこの平和を楽しまないとね。そりゃあ宇宙中から様々な人種が集まる学校だから、事件はいくらでも起きるよ。誰かが死ぬってことも、珍しくはない。けれど僕たちは、この時代のこの星で暮らしているんだ。これが当たり前なんだよ。

 いつかは争いのない日が来るって大人たちは言うけれど、それはどうかな? 小さな学校の中でも争いはやまないんだ。きっと難しいと思う。けれどまぁ、僕もそれを望んでいることに違いはないよ。

 いつかはそんな日が訪れればいいなって思いながら、僕は後数年の学校生活を楽しんでいるんだ。それこそが学生の、今だけの特権なんだから。


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