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スペースセンチュリープライマリースクール  作者: 林 広正
第一章 四人の出会い
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キーネル

 この宇宙は、七つの季節に分かれている。その意味は分かるだろ? 宇宙空間の流れが七つあり、その流れ全体を一年と数えているからだ。現実はそれぞれの星によって異なる季節が存在していて、その移り変わりを一年と数えたりもしているんだけど、僕たちのような共同部隊の管理の元に生きている者たちは、どの星で暮らしていても宇宙歴を採用している。

 宇宙歴の起源は古いんだけど、いつから始まったのかを知っている者がおらず、記録も残っていなかった。ただ曖昧に、それぞれの部隊やら星やらで数えていたんだ。それを、地球人との出会いを境に宇宙歴元年とし、今に至っている。ちなみにだけど、この呼び方は、連合軍でも採用されている。

 地球人とのご対面のとき、事件が起きた。地球人の代表がムルタに現れたその日、連合軍が大きな攻撃を仕掛けてきたんだ。確かな情報ではないけれど、新しい人類との接触を知ったようだ。そして恐怖を感じ、攻撃に転じたってわけだ。

 その際に攻撃を受けた星は、木っ端微塵に吹き飛んでいる。当時はまだ存在していた大型の光線銃による攻撃だったんだ。

 その星は、当時の革命軍が本拠地としていたキーネルと言う名の星だった。キーネル人は、革命軍を創設したエンケリの故郷だ。今ではその孫が、革命軍を指揮している。

 地球人の代表の名前は正確には記録が残っていない。ジョージだかジョーズだか、そんなニュアンスだったと言い伝えられている。


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