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上着の下の君  作者: 青神十琉
1/1

美形男子でもコミュ障ならば引きこもる

この作品は1ヶ月単位で更新する予定です!


BL要素があるように見えてしまうかも知れませんが、

NORMALのお話です!

誤字や脱字があるかもしれませんが、

初心者なので生暖かい目で見ていただけると嬉しいです(*^^*)

カタカタカタカタカタカタ……

鳴り響くキーボードの音。

暗い部屋に明かりを灯す画面。

夏に1人部屋でクーラーをガンガンにつけて布団をかぶる高校生。

少しニヤつきながらクマのできた目を擦る。

ボサボサの髪から覗く瞳はモデルばりの美しいものだ。

少年はいきなりPCの画面にずんっと顔を近づける。

次は一気に椅子の背もたれにもたれる。

後方に頭をがくんと落としたまま彼は思い切り息を吸った。

「ネッ友ゲットひぃーやぁーー!!!」

叫んだ。

「いやー…。身内以外でコミュニケーション取ったの久しぶりだよーw」

誰もいない部屋で独り言。

「別にさぁー?コミュ障とかじゃないよ?でもさぁ〜ぁ〜?」

まるで誰かに喋りかけるような口ぶり。

誰も聞いていないのに。

しかしそんなことを一切気にしない彼の口は止まらない。

「僕のスペックについていける人がいないってゆぅーかぁー?僕についていける力がないってゆぅかぁー?まぁそうゆことだよね?人生いろんなことある中でぇー?僕に?関心を持てない残念な人が多すぎるんだよ。そうだよ。きっとそうなんだ!だからくぁw背drftgyふじこlp;@:「」……。」

すごく上から目線の独り言は一時間弱は続いた。

のちに彼はナマケモノよりもない体力がつき、机に突っ伏した。

その時PCの画面に表示された1通のメールを彼が見る時はきっと次の日になるだろう。

一人暮らし(独り暮らし)のカーテンの締め切った3DKの部屋を唯一の光であるPCは自動で電源が落ちた。


上着の下の君。


〜顔がよくでもコミュ障ならば引きこもる〜



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