美形男子でもコミュ障ならば引きこもる
この作品は1ヶ月単位で更新する予定です!
BL要素があるように見えてしまうかも知れませんが、
NORMALのお話です!
誤字や脱字があるかもしれませんが、
初心者なので生暖かい目で見ていただけると嬉しいです(*^^*)
カタカタカタカタカタカタ……
鳴り響くキーボードの音。
暗い部屋に明かりを灯す画面。
夏に1人部屋でクーラーをガンガンにつけて布団をかぶる高校生。
少しニヤつきながらクマのできた目を擦る。
ボサボサの髪から覗く瞳はモデルばりの美しいものだ。
少年はいきなりPCの画面にずんっと顔を近づける。
次は一気に椅子の背もたれにもたれる。
後方に頭をがくんと落としたまま彼は思い切り息を吸った。
「ネッ友ゲットひぃーやぁーー!!!」
叫んだ。
「いやー…。身内以外でコミュニケーション取ったの久しぶりだよーw」
誰もいない部屋で独り言。
「別にさぁー?コミュ障とかじゃないよ?でもさぁ〜ぁ〜?」
まるで誰かに喋りかけるような口ぶり。
誰も聞いていないのに。
しかしそんなことを一切気にしない彼の口は止まらない。
「僕のスペックについていける人がいないってゆぅーかぁー?僕についていける力がないってゆぅかぁー?まぁそうゆことだよね?人生いろんなことある中でぇー?僕に?関心を持てない残念な人が多すぎるんだよ。そうだよ。きっとそうなんだ!だからくぁw背drftgyふじこlp;@:「」……。」
すごく上から目線の独り言は一時間弱は続いた。
のちに彼はナマケモノよりもない体力がつき、机に突っ伏した。
その時PCの画面に表示された1通のメールを彼が見る時はきっと次の日になるだろう。
一人暮らし(独り暮らし)のカーテンの締め切った3DKの部屋を唯一の光であるPCは自動で電源が落ちた。
上着の下の君。
〜顔がよくでもコミュ障ならば引きこもる〜