2話 始まり
あぁ~、2話も読もうして頂きありがとうございます!!
2話! 始まり!
意外と、タイトルの意味、深いかも(  ̄▽ ̄)v
「お、着いた着いた... 足の速さも可笑しいな・・・」
彼は、シーカーギルドの目の前に立っていた。
いつもなら 1時間掛かる道を数分で来たのだ。 やはり、可笑しい。
ここまで違うのだ・・・
(いつも通りに、いつも通りに。。。)
入ってすぐに、俺に気がついた受付嬢が言った。
「あ!アシクさん! 面白い話題が入ってきたんですよ!! 北のダンジョンが 150階までクリアされたらしいです! アシクさんも登ってましたよね?見てませんか?」
あ、俺の事だ... 心臓の音がバクバク聞こえる。 落ち着け落ち着け...
《沈静化》
あれ? 何か冷静になって来た、、、このスキルのお陰か? 便利だな。
よく考えてみろ。 俺は〔知っている〕が、〔見てはいない〕。
「見てませんよ。」
後は、目立たないようにして貰えば完璧、、、なはずだ。
「そっか~...残念です。」
その後、その受付嬢が 先輩に怒られたそうだ。
職場での私語は厳禁らしい。
そんなことは気にせず。
俺はギルド嬢のカウンターに向かった。
「買い取りお願いします。」
そう言って、ミンさん(換金担当)にプレートと今回の獲物を渡す。
「えっと、、、 アシク様でよろしいですね? 」
「あ、はい。合ってます。」
「今回の買い取り金額は10万バリカです。 ご確認下さい。」
あ、よかった。
さっきの子だったらどうなっていたか……
あれ?金多くね?これだけで、小金持ちだぞ...
「... アシク様?どうかなさいましたか?」
「あ、大丈夫だ。」
こう言って、俺はカウンターを後にした。
何か、ミンさんが ほかの受付嬢 達と何か話していたが、 大丈夫だろうか。
俺は家に向かった。
少しいつもより早いが良いだろう。
▪▫▪▫
~家~
「あ、お父さんお帰り! 今日は早いんだね!」
「リン、ただいま。今日は早く終わってね。 」
「そうなんだ! フフ~ン♪」
彼女の名前は レナ 獣人だ。 子供だったのを拾って娘にした。狐族で 耳と尻尾がトレードマークだ!
今年で、14歳。 大きくなって...
自分で言うのもなんだが、美人で頭もいい。 学校に通わせようとしたが、 「大丈夫!」と言ってくれた。 優しい子だ。
(今日は、お父さん早く帰って来た! ラッキ~!)
実はリン、相当なファザコンである。 学校に行かないのも、父と多く会うためと、1秒でも早く シーカーとなって一緒に働くためである。
「水浴びてくる。」
「あ、お父さん!
久しぶりに、私も一緒に入ろっか?」
「はは! 面白い冗談だな! お前もうそんな年じゃないだろう。 お父さん、襲っちゃうかもしれないぞ~。」
(本気なのに...)
リンは本気であるが、いつもハブられてしまう。 まぁ、仕方のないことだ。
アシクは、親バカだが ちゃんと 子離れはさせる派だ。
それに、アシクには即急に解決しなければならない問題がある。
パキッ!
「またやっちまった...」
力のコントロールだ。 数十倍になった彼の力は 簡単に大木すら折ってしまう。
そして、水浴びをしながら 石を投げて 力のコントロール中だ。 なかなか難しい。
~数十分後~
「お父さん~? 長いけど大丈夫?」
「大丈夫だから、家に戻りなさい~!」
「は~い...」
(あ、チャンスを不意に... バカバカバカバカ)
《川付近》
「やっと、、、 やっと 制御できたぞ! うぉーー!」
苦節数十分! やっと! 制御に成功した!
嬉しさのあまり、1発本気で投げてしまった。
「あ、」
ドッカーン!
ササッ、 アシクは逃げた。
翌日、近くの山に 大きな穴が空いていたそうだ。
「どっかの魔術研究所の実験だって、、」
「俺が聞いた話だと、 神様が怒ったって言ってたぞ。」
など、様々な憶測が流れたが、 人間1人のうっかりミス 、、という噂は流れなかった。
~家~
「お! いい匂いだな~、今日の飯も美味そうだ! 」
「あ、お父さん戻ってきたの? 早く言ってよ~、お皿は自分で出してね!」
「了解~! やっぱり、リンは偉いなぁ~」
レナの頭を撫でる。 人なら可笑しい光景かもしれないが、獣人の家族では普通のことらしい、だから大丈夫だ!
(お父さん、さいこう~!グヘヘ)
リンが、料理をする理由はこれにある。 父の顔を見るのもいいが、これが最高だ。 顔が蕩けそうになってしまうが...
~数分後~
「盛り付け完了!」
レナがそう言った。
「やばい、よだれが美味そう...」
「お父さん~、はしたないよ~!」
それにしても、本当に美味そうだ... リンも楽しそうだし! 最高だ!
飯も美味いし見た目もいい、性格もいい!どこに嫁にだしても大丈夫だな!
寂しいが...
そんなことを思う、父であった。
「「いただきます!」」
こんな風に、いつも通りにご飯を食べ、布団に入った。
(そういえば、いい歳で一緒のベッドで、寝るのは大丈夫なのだろうか... )
アシクは、たまにリンの頭を撫でたりしている。 耳がぴくぴく動いて可愛いし、毛並みもいいからだ。 自重はしている。
(あ~、寝るか)
▪▫▪▫
《翌朝》
「あ~、よく寝た!」
アシクは、日が登る前に起きるが レナよりは早くない...どうやって起きてるのか見当もつかない、、、謎だ。
「お父さん、おはよう!」
「おぅ! おはよう!」
レナは、どんな男もイチコロ出来そうな、笑顔! こんな、美女がうちに居て良いのだろうか。 幸せだ。
そして、いつも通り、ご飯を食べて歯を磨いて...
「じゃあ!行ってくる!」
「行ってらっしゃい!」
いつも通りの光景だ・・・
今日も何もなければいいが...
2話も読んで頂きありがとうございます(((o(*゜▽゜*)o)))
アシクさんから、しっかり《フラグ回収》しました!
感謝感激雨霰です!(古いかな?)
余談ですが、一応《風呂》はあります。 レナは、《魔導師》なので
1人分なら、ギリギリ 出来ます!
単語の説明とか、どこに書くか検討中です!




