人見知り女~初めて○○した日~
人見知り女が異世界で性転換した結果の番外編です。
上記の話を読まないと分からないと思います。
「アル、そろそろおトイレの練習をしましょうね。」
ついにきた、この時が。いや、分かっていたよ。私の股の間に付いているヤツを私がこの手で触れるときが。いやあ、今まではお母さんがやってくれてたんだよ。おむつをつけてね。羞恥心?そんなものはとっくの昔に捨てたよね。流石に三人目となるとお母さんも素早く手際よくやってくれてそんな不快感もなかったし・・・。むしろ、・・・気持ちよかった・・・・・。だけどさ、いざ自分でやるとなると無理だよ。前世と合わせて二十数年。恥ずかしながら男性経験皆無なのです。・・・・・深くは思い出さないとこう。まあ、つまり、ヤツと初めての邂逅なのです。大げさかもしれないけど、今まで現実逃避していたツケがまわってきたと思ったらまあしょうがないよね。見ないように、触らないように、が鉄則でしたから。
「はい、これを脱いで、・・・うん、そうよ、そしてここに座るの。」
あ、トイレは前世と変わらない様子。しかもまだわたしが小さいためかオマルのようなものもセットされている。自分の身長がちっさくなったからトイレが大きく感じて穴に落ちて行きそうで怖い。下を見るのはやめとこう。
「ふふ、大丈夫よ。ここでいつものようにおしっこしてね。」
お母さんの言葉にうなずき、オマルを跨ぐ。
最初は、立ってしないんだ。あ、そもそも届かないか。そんな事を考えていると出るものも出なくなった。やだな、今のうちに出しておきたい。脱・おむつがしたい。
「うーん、まだでるときじゃなかったかな?無理しなくていいよ。」
「だあじょーぶ、でる・・・。」
「ほんと?じゃあもうちょっと待ってみようか?」
「あい。」
それから体感では十数分。座っていれば出るだろうという私の考えをあざ笑うかのように私のソレからは一滴も出なかった。お母さんも私と一緒に根気よく待ってはくれていたもの流石にもう今は出ることはないと思ったのか私の脇に手を差し入れてオマルから持ち上げようとしたその時、私のソレからは黄金色のあれがぴゅーと噴出した。
運悪く、お母さんが持ち上げてくれていた最中だったため、ソレはオマルの中へと行くことなく、お母さんの白いエプロンに黄色い模様をつけてしまった。自分でも恥ずかしさから顔が真っ赤になるのが分かった。やばい、恥ずかしい。おむつを取り替えてもらうより恥ずかしい。幼児の体は感情に従順で視界には涙の膜が張った。そんな私をお母さんはゆっくりと床へと降ろし私の目線に合わせるようにしゃがみこんだ。
「アル、大丈夫よ。皆失敗して上手になってきたの。実はね、ユーリグやソリスもいっぱいお漏らししたのよ。だからアルも上手におトイレができるようになるわ。」
「ひっく、えぐっ、・・・・あい。」
涙と嗚咽が止まらない私の頭を撫でてそのままお風呂に直行。お母さんとゆっくりお風呂を楽しんだ。
「アルっ、お漏らししたってほんとかー?ぷぷっ」
「・・・・・。」
「おい、ソリス、アルはまだ幼いんだからあたりま、え・・・。」
「・・・ひっく、」
「(おい、ソリスお前が泣かしたんだぞ謝れ!)」
「(え、俺!?)アル!ごめんな!」
「うわああああん、うわあああん」
「ソーリースー!!」
「うわっごめんってばあ、アルー!」
アルが産声以外で初めて声をあげて泣いた日です(笑)
それほどまでにお漏らしはアルのプライドを粉々に打ち砕きました(*_*)