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入学式

__四月

真新しい制服に身を包んだ私は、二口高校前に立っていた。そう、私、柳なつは今日からこの学校の一年生なのだ。県立二口高校、県内一の進学校である。優秀な生徒が集い、優秀な先生のもと切磋琢磨している。学校内には、緑溢れる中庭があり、そこでは勉強の疲れを癒すこともできる。なんて素敵な高校なんだ。制服はダサいが。

私は、この高校に憧れ、中学は中高一貫校だったにも関わらず外部受験をした。そして今日、晴れてこの学校の生徒となった訳だ。

この学校に入ったからには、とことん勉強してやる。やってやる!そんな覚悟を胸に、私は、入学式へと向かった。


「みなさん、御入学おめでとうございます。我が校は、…」

校長の話、来賓の話、嗚呼眠い。もっと要約の練習をしてこい。長いと眠くなるんだったら。周りの生徒達を見ると、何人か頭がカクカクしていた。私も瞼が限界だったので、仲間に入れて頂いた。


シエスタ入学式を終えた私達は、ようやく自分達のクラスへと案内された。私は3組、取り敢えずクラスの女子の名前だけは今日覚えようと、目を皿にして座席表を確認した。私の席は真ん中の一番後ろ。隣は男子か…。

席に着くと、担任紹介。ふむ、担任は恐そうだな、近寄らんどこ。

そして、自己紹介。女子生徒の自己紹介だけは、リスニング並みに集中して聞いた。おかげで、男子は名前すら覚えられなかった。まあ接点ないからいいや。自己紹介が終わると、ショートホームルーム(略してSHR)があり、私達は解散した。

こうして、私の高校ライフは始まった。友達できますように…。

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