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私について 1

もしも虐待について私の話を読んで話を聞いてみたいと思ったら取材を受け付けます。

ほんとにひどい実話です。


これを書いているうちに虐待体験談としてどんな形であれ発表したいと思いました。

人生を切り売りしてよいと。

色々な本を読みましたが、これだけの壮絶な心理的虐待はそうないと思うのです。

私の実話を形にして発表することが自分を取り戻す為の、とてもよい戦いかたになるのじゃないかとさえ感じています。


話を始めます。


私の家族構成は父、母、私、三才年下の弟の四人家族です。


物心ついたときから、うちの家族は機能不全家族でした。

情緒不安定で自分の事しか愛せない(悪く言えば自分も愛せないのでしょう。)自己愛人家障害の母、自分の殻にこもり、何を考えているのか全くわからない父。

子どもを産んで気づいたのですが、この二人、ホントにコインの表と裏みたい。鏡写しとでも言ったほうがいいのかもしれない。


さて、この両親から産まれてしまった私。まさかこんなひどい家族があり、それが今でも認めたくない部分の大半が自分の中に渦巻いている。

しかし、これが私の育った家族の真実の姿なのだから恐ろしい。


母は、今も昔も変わらず狂ったように怒鳴り散らす酷い姿は悪魔のようで、本当の愛というものを信じることはおろか、他人という概念を持ち合わせていないのではないだろうか。70歳を過ぎた今でも子供が自分と違う人権を持つことがわからず、自分と人の区別もつかず、人との会話さえ成り立たない。恥ずかしい思いは何万回させられたか。

私はあの人のことがホントに許せないのです。


そして、母は三姉妹の末っ子で、他の二人の姉妹(おば達)も、クローンかと思うくらい、自分の欲求を通すためには手段を選ばない人達です。


昔は虐待なんて言葉がなく、あまりに酷い環境だったので私は早くから(たぶん、幼少期から)自分から自然にわきあがってくる感情を封印してしまいました。俗に言う、勘定に蓋をしろ。ですね。


家庭環境は最悪でした。母は、気に入らないことがあると、ほんの些細なことで怒りが爆発し、

「私の言うことが聞けないなら出て行け!わざわざ好きでもないお前の父親のお前を産んでやったのに!おまえには父親の血が入っているのだから、汚い!」まだ幼いそれも自分の娘によくもまあ、醜い醜態をさらせるもんだなと今更ながら感じます。


誰に聞いたとしても、あれは子どもに言える言葉ではないでしょう。子どもの心を噛み砕いて牙を剥き襲い掛かるような行為。それはそれは恐ろしい呪いをかけていたものだと思います。


私と父は血が繋がっているのにですよ?

勝手に結婚して子どもを産んでおいて、全ての責任を産んだ娘に転嫁するというその卑劣な態度。


今、言っておきますが、子どもが生まれたのは、子どもに何の責任もありません!

あなたたち夫婦が将来一生涯生活を共にしようと誓い、覚悟を決めて新生活に挑んだのではないですか?

自分の感情しかこの世に必要でないのなら、なぜ子どもを産む選択をしたのですか?毎日鏡を見ながら自分の世界だけで生活していれば良かったのに。子どもに自分の醜い感情をぶつけるのはお門違いもいいところでしょう。


小学校3年生のとき、何を言っても無駄だと悟ったわたしは、寡黙症になってしまいました。

学校でも、学級会が開かれ私がと手を挙げるクラスメイトがいて、

「アサ子が喋らないんで困ります。」全く迷惑な議題が持ち上がったらしい。なぜ疑問に思うかと言うと、あんまり覚えていないからだ。小学校の友人とは今は付き合いがないのだが、20歳の成人式でバッタリあったかつてのクラスメートが言っていた。

その時私は高校の同級生と一緒だったのだが、余計なことを言ってくれたもんだ。


・・・・今振り返っても、ここまで心が通わないことが淋しいし、辛い。何処まで行っても平行線というか、母の心が硬く分厚いあちこち濁っている氷で覆われていて、触ると凍傷になってしまう、この感覚。それでも触れといい続け、私は絶対に触れない。そんなことにお互い傷つくの繰り返しで。


うん、そう、私は仲間がほしかった。こういう心の中が空洞になってしまった感覚を持った仲間が。仲間とトコトン話し合いたい。家の親はおかしいよねって。見つかるはずだ。諦めなければ。きっと身近にいるはずだ。

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