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EP.7『兄妹の絆、シーヤとシープル』

前回のあらすじ

デビルデビデビルビルビーは悪夢を打破して、チビルビーと仲直りを遂げた。

一方でシーヤの城が焼かれてしまって

ゲマンは課題の最中でシーヤが闘眠を解除してシープルと一緒に城を後にして、

シーヤは放火魔を撃退したのだった。

だがシープルは火事の火傷と意識不明の重体で

生死を彷徨うのだった。


シーヤ(あれは僕が10歳の頃だった、僕は7歳の妹と母親とメユで3人で暮らしていた)

シーヤ「母さん、お仕事どうだった?」

シーヤの母「そうね、みんなお母さんを頼ってくれて予約がいっぱいで肩凝っちゃった」

シーヤ(母はマッサージ師で予約が取れないほどの人だった)

シープル「じゃあ、私がママの肩をモミモミする〜」

シーヤの母「あら、良い力加減ねシープル、私より上手いマッサージ師のプロになれるかも!」

シープル「えへへ」

シーヤ(そんな中、父が帰ってきた)

シーヤの父「母さん、話がある」

シーヤの母「あなた!」

シーヤの父「シーヤはおそらく俺の跡を継いで天使になることが定められている。」

シーヤの母「でもあの子は何の能力もないのよ?」

シーヤの父「少なくとも10年後には天使にならないといけないんだ。俺も昔10歳の頃その才覚が生まれたんだ。」

シーヤの母「……」

シーヤの父「つまりだ、当分の間シーヤを借りて良いか?」

シーヤの母「シーヤ…」

シーヤ(僕はこのことから母と妹と離れることとなった。)

シーヤ「母さん!シープル!」

シーヤの父「男だろ泣くな」

シーヤ「父さんはなんで母さんとシープルも入れて4人で住まないの?」

シーヤの父「俺が天使だからな」

シーヤ「天使ってそんなに大事なの?」

シーヤの父「ああ!家族よりもな!」

シーヤ「…僕はそうは思わない。」


シーヤ(僕が20になるタイミングだった)

シーヤの父「おい!!どういうことだ?説明しろ!!」

シーヤ(そう言った後、僕の父は天界で殺された)

シーヤ「やっと…メユに戻って来れた!!」

シープル「!?お兄ちゃん?お兄ちゃんだ!!!」

シーヤ「メープル!!!久しぶりだなぁ!!!」

シープル「お兄ちゃんこそ!!!」

シーヤ「そうだ、母さんに会いたいのだけど」

シープル「そうだね…着いてきて…」

シーヤ(シープルの様子がおかしかった。)

シーヤ「ここは病院?」

シープル「ママは1週間前、謎の毒を受けてしまって重症に陥ってしまったの。」

シーヤ「1週間前?父さんが殺されたタイミングで!?」

シープル「パパ死んじゃったの!?」

シーヤ「ああ、これは悪夢だ。」

シーヤの母「シーヤ…」

シーヤ「母さん?どうしたの?」

シーヤの母「シープルを助けてあげて」

シーヤ「そんなの当たり前じゃん!家族なんだし!」

シーヤは涙ぐみながら言った。

シーヤの母「シーヤ…あなたの得た能力私に使って…」

シーヤ「え?僕の能力は眠らせるだけだよ?」

シーヤの母「良いの…もう眠りたい…」

シーヤ「アンミン…」

シーヤの母「優しい能力ね…シー…ヤ」

シーヤ「母さあああああああん」

シーヤ(この時母は安らかに死んだ、毒の正体は不明だった)


シーヤ(だけど2度も家族を失ってたまるか!)

シーヤ「レム!!!!」

ゲマン「シープル…俺が不甲斐ないばかりに…」

ゲマンは悔いた。

ルランは涙をこぼしていた。

シーヤ「ク、クソォ!!!!シープル…」

デビルデビデビルビルビー「まだ、諦めるんじゃねぇ!」

シーヤ「何を言っているんだ!お前に治癒能力でもあるのか!」

デビルデビデビルビルビー「俺に治すという能力はない、だけど力を分け与えることなら出来る!」

シーヤ「なんだと」

デビルデビデビルビルビー「俺の持つ10個の能力の内の一つ【輝く】という能力は自分に使うと身を滅ぼすが相手に使うと最高の状態で輝くつまり力を分け与える能力ってことだ」

シーヤ「出来るなら、やってくれ…」

デビルデビデビルビルビー「シャイニングライト」

シープルの火傷跡がみるみる消えていく。

シープル「お、にい、ちゃん」

シーヤ「シープル?」

シープル「私、助かったの?」

シーヤ「シープル!!!!!!」

シーヤはシープルを抱きしめた。

デビルデビデビルビルビー「フフフ、よかっ…た…」

シーヤ「デビルデビデビルビルビー!」

ゲマン「気を失っただけだ」

ルラン「本当に良かった。」

キギワ「へ、まさかデビルデビデビルビルビーが悪魔のくせに人助けをするなんてな!チビルビーに言ってた言葉自分自身に帰ってきたじゃねえか」

シーヤ「本当にありがとう」

シープルはデビルデビデビルビルビーの力によって助かったのだった。

シーヤ「ゲマン君にも感謝するよ、君がいなかったらシープルは城の中に取り残されたかもしれない」

ゲマン「俺は大したことしてないよ」

シーヤ「いやしてくれたよ。よって君の課題は達成だよ。」

ゲマン「良いのか?」

シーヤ「ああ」

ルラン「良かったね」

こうしてシーヤの課題は達成したのだった。


セズザ「フフフフフ」


EP7終わり

次回EP8『港町タズタ』

アクマのレクイエムキャラ紹介

キャラ名【シーヤ】

能力【眠り】

所属【12天使】

年齢【23歳】

出身地【メユ】

好物【甘めの卵焼き】

嫌いな食べ物【ジンギスカン】

兄弟姉妹【妹、シープル】

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