表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【コント】ジム

コント ジム

イ:インストラクター


客「初めまして、今日からこのマッスルジムに入会させてもらった田村と申します。」


イ「初めまして田村さん、私インストラクターの山添と申します。今日から頑張っていきましょう!」


客「よろしくお願いします!最近運動できてなくて夏までに10キロ落としたいんです。」


イ「なるほど、体重を落とすのは適切な食事と適切な運動、これに限ります!ここはジムですので主に運動を私と頑張っていきましょう!」


客「はい!なんかできるような気がしてきました!」


イ「早速運動メニューを組みましょう まずどこの部位が特に気になるとかってありますか?」


客「んーおしり周りとお腹ですかねぇ」


イ「そーおっしゃるお客様多いんですよ〜 こちらもそれに合わせたしっかりとしたノウハウありますので安心してもらって大丈夫です。」


客「すごーい!なんだかもう2キロぐらい痩せたみたい」


イ「効果てきめんですね 早速ですがやはりおしりとなるとまずは下半身を重点的に鍛えていくことにしましょう となると負荷をかけた上でのスクワットやマシンを使ったレッグプレスこれをおこなっていきましょう」


客「負荷…ですか…どのくらいですかね?」


イ「そーですね 夏までとなりますと結構追い込みたいのまあとりあえず20キロから上げていくっていう形になりますかね」


客「20キロですか…なるほど…」


イ「なにか問題ございましたか?」


客「あの私、膝に爆弾抱えてまして…医者に自分の体重以上の重さを膝にかけないようにって言われてるんです。」


イ「あーなるほど…」


客「ほんとすいません。ジムに何しに来たんだって感じですよね…」


イ「いえいえ、まだ膝がダメになっただけなので 下半身は膝を使わないメニューもありますのでそちらにしましょうか!」


客「すいません、優しいですね ほんとにありがとうございます」


イ「では仕切り直して、そーですねじゃあ膝を固定してふくらはぎを使って足を持ち上げるレッグカールにしましょうか!」


客「あ、それなら出来そう!なんだか腹筋割れてきたみたい」


イ「気持ちとダイエットが直結するタイプの人間なんですね えーでしたら足首をここに固定してもらってそこに力を加えるとこの重りが持ち上がるという感じになります」


客「あーなるほど!ん…足首?」


イ「そーですね座ってもらって足首をここに入れてもらって固定するということです」


客「あの…それって足首限定ですか…?」


イ「もしかして、また何かございました…?」


客「あの非常に言いづらいんですが…私足首に…爆弾抱えてまして」


イ「え、膝じゃなかったんですか?」


客「いや、その、2個目でして…」


イ「下半身火薬庫みたいになってますよ」


客「そーなんですよ、、医者に下半身バルカン半島だねって言われました」


イ「なかなかユーモラスなお医者さんですね」


客「いやでもほんとに申し訳ないです、ジムに何しに来たんだって話ですよね…」


イ「いや、まだほかにも沢山メニューありますので!まあでも一旦下半身は諦めて上半身にしましょう!そっちの方が結果的に良くなることもあるので!」


客「ほんとにすいません、優しいですね 本当にありがとうございます」


イ「では、せっかくの時間ももったいないので基本的なベンチプレスから始めましょうか!」


客「あ、聞いたことありますそれ 」


イ「ベンチプレスは主に腕から胸にかけて鍛えれますので、男性だったら逆三角形の体つき、女性だったらバストアップが見込めますよ!」


客「ほんとですか! なんだかもうブラジャーが弾けそう」


イ「もうトレーニングいらないぐらいですね笑

じゃあまずここに横たわって貰ってバーベル何キロからにしましょうか? 」


客「あ、ここに…それであれを持ち上げると…」


イ「そうですね!まずは10キロとかからいってみましょうか!」


客「……」


イ「あれ、田村さん?まさか…またあれですか?」


客「はい…肩の方に…爆弾が、」


イ「あぁもうなれちゃいましたね」


客「あと肘に起爆スイッチが…」


イ「起爆スイッチ…?」


客「はい、起動すると爆発するらしいです」


イ「どこが…?」


客「関東甲信越が…すいません…」


イ「いや、すいませんというか… まじで?」


客「はい…」


イ「テ、テロリストや… 」


客「いやでもほんとに申し訳ないです、ジムに何しに来たんだって話ですよね…」


イ「いや…で、でもきっとできるメニューがあるはずなので一緒に頑張りましょう!」


客「ほんとですか!?本当に優しいですね」


イ「大丈夫です!お任せください」


客「ほんとに頼もしいですね!なんだか10キロやせたみたい」


イ「あれ?それって目標達成じゃないですか」


客「いやでもほんとそんな気がするんです」


イ「えーあーじゃあ今日のところはおうちに帰られますか?」


客「んーそうしようかな 目標も達成できたし、いいインストラクターさんにも出会えたし」


イ「あーはい、一応お帰りはこちらです。お気をつけて んーなんだかよくわからんけど関西に拠点移しとこ。」


おわり


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ