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異世界なの?

軽く深呼吸をして、もう一度周りを見渡してみる。


(うん…見慣れた金髪・銀髪の同級生たち


ん?金髪・銀髪?


あれ?金髪・銀髪に青色やピ…ピンクだと!!)


希の記憶が正しければ、そんな突拍子もない髪色なんて校則違反のはず。


そして髪色に目が奪われていたが、制服だって記憶とは違う。


希の記憶していた制服は、男子が学ランで女子はセーラー服だった。


なのに今目の前にいる同級生達の制服は、男子はブレザーなんだけどシャツにフリル付いてるし、女子にいたってはパフスリーブにレースとリボンが付いたブラウスとフンワリ膝下スカートだ。


(なんて甘ったるい制服なんだ…)


軽く目眩がしてきた希は、こめかみを抑えながら自分の髪を指に絡め確認してみた。


指に絡まる黒髪


(良かった…私の髪は黒色のままだ)


自分の髪が以前のままである事に安心したが、ついでに目に入ってきた希の制服は…他の女子生徒同様の甘ったるいものだった。


(うっわぁ〜私の顔でこの制服はキツい!)


そう思いながら持っていた鞄から手鏡を出しみてみる事にした。


(あれ?)


鏡にうつる自分の顔を見て何度も目をパチパチとした。


(私の顔じゃない…)


希の記憶にある自分の顔は典型的な日本人顔だし、特別美人でもない平均的な顔のはず。


なのに鏡にうつる希の顔は、あきらかに美人といわれても可笑しくない。

そして周りの同級生達の顔も、その髪色に合う顔立ちだった。


(これは…いったいどういう事なの?)


過去へのタイムスリップでも頭がパニックになりそうだというのに、こんな状況まるで…


そう…まるで…


(異世界!!)


そう思った瞬間、希は気を失ってしまった。


(どうゆうこと…なの…)

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