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第八話

感想いただきました~。ありがとうございまーす。

その中で決闘について質問受けたんですけど正直付き合った後を書きたい感じだったんで。

どう付き合わせるか……そうだ!決闘で負けたらにしよう!

って思い付きなのでそこら辺は勘弁。ないものと考えてもよき。

「それじゃひとほしさん!いえ先輩!私と付き合ってください!」


 うん?付き合う……付き合う?恋愛的な意味で?


「何、にしみゃさんは私と付き合いたいのか?恋人的な意味で」

「はい!それと私はリアル知ってるので一人称気にしないでいいですよここはプライベートモードですし」

「そうか……」


 そこまで聞いて思案する。一人称についてはどうでもいいが付き合うか……確かににしみゃさんのことは憎からず思っているが付き合うかと言われれば首をかしげる。


「さすがにこれで付き合うっていうのは無理だな」


 結局俺は素直に断ることにした。付き合うっていうのも男が分からしたらそこそこ無理な頼みだから別に拒否ってもいいだろう。


「ふふふ、そうですかそれじゃあ別のお願いにしますね」

「……?そうか」


 やけにあっさり引いたな、狙いはこれじゃないっていうことか?


「それじゃあせんぱい私と決闘してください。あ、もちろんリアルでですよ?」

「ほぅ……」


 決闘か……確かに先輩から一年に仕掛けるのはしばらく待つ必要があるが逆は特に制限がなかったな、それに俺も今月のノルマを達成できるし別に悪い話じゃないか。負けなければいいだけだしな。


「いいぞ」

「えっほんとですか!?やりぃっ!言質取りましたからね!」

「わかったって」

「それじゃあ明日の放課後ですからね?私が休み時間に申請書を持っていくので対応してくださいよ?」

「わかってるわかってる」


 ちなみに申請書とは決闘を行う両人の承認を証明するためのもので決闘を行う二人のサインを書いて提出する必要があるものだ。


「それじゃ今日の所俺は明日に備えて落ちるか」

「おっ、こっちじゃ初の俺ですね~。わかりましたそれじゃあ明日を楽しみにしてますね」

「おう、返り討ちだぞにしみゃさん。それじゃあな」


 ログインしてそんなに時間はたってないが明日が決闘のため万全の状態で挑めるように早めに寝るために落ちるとしよう。




 翌日、しっかりと適量の睡眠と食事をとり事前準備は完ぺきにこなしたはずだ。今までもこれで乗り切ってきた。


「せんぱ~い!」


 そんなこんなで放課後の決闘に向けてのことを考えてると教室の入り口からそんなことを言う女性との声が聞こえてきた。目を向けると昨日遭遇したにしみゃさん(リアル)の姿が、気づけばもう休み時間となっていたようだ。


「持ってきましたよ~書類!さあサインを!」

「わかってるわかってる」


 書類をひらひらと降りながら俺の方へ接近してきたにしみゃさんから書類を受け取ってサインを書く。ゲームで長年一緒だったせいかリアルだと結構フランクな話し方になってしまう。


「西宮咲姫……」


 書類にサインを書いているとそんな文字が目に入った。場所的ににしみゃさんの名前だろう、【西宮】だから【にしみゃ】か?安直だな。


「そうですよ~これから私のことはにしみゃじゃなく咲姫って呼んでくださいねっ」

「……そうか俺の名前は――――」

「立川一星さんですよね?知ってますよ~」


 知ってるのかよ。


「じゃあなんで俺は先輩呼びなんだ?」

「何かその方がしっくりと来るんですよね~」

「そういうもんか」

「そういうもんです!」


 謎に(無い)胸を張るにしみゃ……いや西宮さん。


「ほれ書き終わったぞ」

「ありがとうございます!それじゃ私はこれを職員室に提出してきますねっ!ではまた放課後にっ」


 俺が差し出した書類を受け取るとそれを抱えて教室の入り口から走り去ってしまった。


「おっ、なんだ一星今日決闘すんのか?」

「えっ本当?今月は早いね昨日の子だし」


 西宮さんが去っていったのと入れ替わるように俺のもとに来た二人が話しかけてくる。気を使ったのかさっきまでは来なかったのにな。


「ああ昨日の勝負で負けた罰ゲームとして決闘することになったんだよ」

「へぇ~、まあ頑張れよ」

「応援してるからね!」

「おう、ありがとよ」


 その後放課後になるまで適当に授業を受け流した。

とはいっても謎な話数稼ぎみたいなもんゼよ

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