表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集 迷い道

嫌い

作者: 小日向冬子

ボクはキミが嫌い

嘘を吐くから嫌い


ほんの少し困ったように

優しげな瞳を揺らし

えーっとねって言いながら

ボクが傷つかないための嘘を吐くから嫌い


そうされるのがボクは一番嫌なんだって

少しも気づいてないから嫌い



ボクはキミが嫌い

すぐに謝るから嫌い


キミのゴメンには

その話はこれでおしまい

これ以上は踏み込まないでねって

ふり仮名がついているから嫌い


そうやってキミに謝られるたびに

ボクは勝手に少しずつ

傷ついた気分になっていく

キミは何も悪くないはずなのに

キミに腹を立ててしまうんだ



だからボクはキミが嫌い

ボクはキミが大嫌い


本当のキミを見えなくさせて

ボクをやんわり拒絶する

キミの優しさが大嫌い

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ごめんなさい。
2015/04/21 00:54 退会済み
管理
[良い点] 相手に気づかれないように、相手が喜ぶ、助かることをする、というのが本当のやさしさなのかもしれません。 穏やかな態度がやさしいと勘違いしてしまって だまされたと思って傷つくこともあって。 思…
[良い点] 優しそうに見せかけた嘘の言葉が、嫌い。と受け取りました。難しいですよね。わたしは瞬間的に悪意を感じ取れないので、後から思い出して嫌な気分になることが多いのです。本人が気づいていない効果が、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ