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プロローグ

女性を主人公にした作品が書きたくなったので書いてみました。

ここシルバ―大陸は、魔法と科学が発達した世界。

ちなみに国によって機械文明の方が進んでいたり、魔法の方が発達した国もある。

その大陸で南の方に位置している魔法と科学が特に発達している国リドラス。

その国にある城砦都市ウィッシュの高台で街を見下ろすように建つ、マグス学院。

それは最先端の知識と最高の術者を結集させた魔法と科学の教育施設。

この学院は選ばれた優秀な者だけが入学を許され、国の未来の英雄をめざすため、知識と技を磨くことが生徒達の日課となっていました。

まぁ例外はいるんですけどね♪

その例外とはだれか?すぐにわかりますよ、すぐにね☆


???の研究室


「この落ちこぼれどもぉ!! お前ら全員落第だぁぁぁぁっ!」


セーラー服の上に白衣を着て腰まである黒い髪に優しそうな雰囲気美人の女性は四人の少女の前で怒りに満ちた声で叫んでいた。


「そ、そんなどうしてですかっ!?」


怒った女性の言葉に理解できないと聞き返す肩まで伸ばした薄い紫色の髪で釣り目の女性ミラー=ラシエル。


「そうですよ~。私は、落第になるようなことはしてませんし」


最初の女性に乗るように言う腰まである蒼い髪にたれ目の落ちついた雰囲気の女性レイナ=フォンティーユ。


「そうだよ。ラットと違ってボクは成績に問題はないですよ?」


続くように言う茶色の髪でサイドポニーにしてる釣り目のきつい印象のあるクールな女性ジェミニ=エミ―。


「……先生に文句はあるから今は言わないけどジェミニ―覚えとけよ?」


先生に抗議があるため今は黙ると良いながらもジェミニ―を睨む肩まである青い髪に垂れ目で童顔の女性ラット=ジェル。


「あんた達……言わなきゃ分からないのかい?」


「「「「うっ!」」」」


四人の少女たちの抗議に呆れている白衣の女性は言い返すと四人の少女は何も言い返せない様子。


「ミラー…。アンタ召喚術専攻のなのに、どうして精霊を呼ばずに違うのを呼べるんだい!?」


「そんなことを言われも分かりませんよ!」


ばんと、机をたたいて叱る女性。美人なだけあって、迫力がすごい。

女性徒は知らないとばかりに叫ぶ。


「レイナ、アンタもだよ。薬剤師専攻なのにどうやったら、調合を失敗出来るんだいっ!!」


「あう~…そんなこといわれましても」


もう一人の女性徒を叱るとしょぼんとへこんで呟いた。


「そして、ジェミニ―。刀を振り回すなとは言わないよ。だけどむやみに他の生徒に勧めるんじゃない!」


「だ、だってっ」


次の女性徒を見つめて叱ると女性徒は言い分けしようと口を開くと


「言い訳無用!。最後にラット。アンタが特にひどい。ガンナ―なのにどうして剣を振り回すんだい」


きっぱりと口をはさむ余裕すら与えないくらいの様子で言い、隣にいる女性徒を見る。


「あたしは剣士になりたいんだ!ガンナ―じゃないんだよ!」


そう女生徒が叫ぶと


「前にも入ったけどアンタには剣の才能がない」


「っ!」


呆れた様子で女生徒に告げると口ごもる。


「とは、言えアンタ達の文句も分かる。そこでアンタ達に最後のチャンスをやる」


「「「「チャンス?」」」」


ふうと額に手をあてて女生徒達を見回す。


「そうだよ。今度の追試試験でクリアが出来れば、とりあえずの今年の落第は取り消せてやろうじゃないか」


不敵な笑みで女生徒達に告げた。

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