表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

暗殺者は観覧車から卒業する

作者: 駒城亜樹

久しぶりに投稿になります。

なろラジネーム[あださん]です。

お読みいただきありがとうございます。

僕が暗殺者として仕事を始めてもう20年以上になる。


ターゲットは組織の罠により暗殺される場所に誘い込まれ、僕はいつも観覧車からターゲットを始末している。


引き金に手を掛けるときは、いつもボスからの教えを頭に浮かべる。[自分の感情は捨てろ、唯…黙って…引き金を引け]そしてターゲットが倒れたのを確認したら、何もなかったように観覧車から立ち去る。それが僕の日常だった。


が、とうとう僕も卒業する時が来たようだ。まさかターゲットに惚れてしまうとは、僕の暗殺者人生で初めてだった。


ボスには隠してきたが、ある日隠しきれずに白状した。消される覚悟をしていたが、ボスは呆気なく承諾した。


新しく名前を得て、暗殺者としてではなく普通の青年として人生がスタートした。例のターゲットとも晴れて恋人になれて自由になった...はずだった。


しかし組織は許してくれてなかった。


あの観覧車で彼女にプロポーズしようとした瞬間、何かが額を撃ち抜き目の前が真っ暗になった。


ああ、ターゲットは自分だったのか。

彼女の悲鳴…額から流れる鮮血…

薄れゆく意識の中、組織を抜ける時に言われたボスの言葉が浮かんだ。



『卒業、おめでとう』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ