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暮の日記

エスカレーター、怖いんです

作者: 暮 勇

 エスカレーターが、怖いんです。幼い頃、エスカレーターから転がり落ちて以来、怖くて仕方がないんです。

 乗ってると、何と言うか、背後から手が伸びてきて、私を後ろに引っ張ろうとする力を感じると言うか、感じる気がすると言うか。

 エスカレーターが長ければ長いほど、私の後ろ髪を引っ張る力は強くなり、恥ずかしながら前傾になりながら乗る始末となってしまっています。


 実は、幼い頃の、エスカレーターから転げ落ちた時のことを未だ鮮明に覚えいていまして。あの時、私の髪が強く引っ張られる感覚が確かにあったのですが、後々聞けば背後どころか、私の後ろには誰もいなかったと言うのです。


 じゃあ今でも続く、この私を後ろに引っ張っているモノは一体何なのか。そう思うのですが、あまり考えすぎると良くないと思い、心を無にしてエスカレーターに乗っている今日この頃です。

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