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殺し合いの独裁者[ディクタチュール]  作者: 加藤裕也
第4章 : 履き違えの仲違い(コンフィリ)
129/299

129.友情

 驚く程静かな、開けた広場にゆっくりと足を踏み入れる。

 これは、嵐の前の静けさだろうか。ゴクリと、生唾を飲む。


ーここに、、やつがー


 時刻は約7時。桐ヶ谷(きりがや)修也(しゅうや)がこの場所に居るのは、皆が寝静まってからと聞いていたが、本当にこの時間帯はまだ居ないのだろうか。

 それを自身の目で確認するべく、この場に訪れた。


 佐久間進(さくましん)


 ここは、"王城近くの開けた広場"。

 修也が街を一望していると聞いた場所である。高鳴る鼓動を抑えるように、拳を胸に当て足を進める。

 辺りはだんだんと、オレンジ色に包まれていった。

 と、その時


「おいおい、そこは俺の特等席だぞ?」


「っ!」


 驚愕の色を見せながら、進は突如発せられた声に、反射的に振り返る。

 そこには、進の背後から近づく、夕日に照らされた桐ヶ谷修也の姿があった。


ー本当だったんだ、あの情報はー


 修也の事を調べる最中に、転生者の会話で得たこの情報が、虚言で無かった事に目つきを変える。

 確認だけ。今回はそれだけのつもりだったのだが、どうやらそれだけで帰れる状況では無くなってしまったようだ。と、進は震える口で息を吐くと、心中で付け足す。


ーでも、結局このつもりだったし。執行猶予が早まっただけかー


 と、そう誰に言うでもなく思うと、進は口を開く。


「やっぱり居たか。桐ヶ谷修也」


「フッ、空気圧使いの佐久間進か。お前、なんで知ってる?俺がここに居るのを」


 睨むようにしてその経緯を問う修也に、僅かに恐怖を覚えながらも、進は冷静を装って返す。


「聞いたんだよ、ここで街を一望してるって。別に、君の時間を邪魔しに来たわけじゃないよ。そう怒るなよ」


「聞いた、か。一体誰にだ」


「それを聞いても何もいい事無いよ」


 進と修也は、お互いに目つきを鋭く変えて睨みつける。

 その場には、異様な空気が漂っていた。と、ふと修也は「フッ」と口元を緩ませ、鼻で笑う。


「何が面白いんだ?」


「いやいや、失礼。君、嘘下手だなぁと思って」


「...は?」


 修也が僅かに微笑みながら放つそれに、進は眉間にシワを寄せる。


「手、震えてんじゃん。それに、話す声も。それなのにわざと強い口調を作ろうと、無理に声を上げてるのがバレバレ。お前、時間を邪魔しないとか嘘だろ」


 そう口にする修也に、進は動揺を見せまいと深く息を吐く。と、そんな、未だに見栄を張る進に、「というか」と付け足し、続け様に修也は放つ。


「お前、死を覚悟してねーか?」


「!」


 必死に表情を隠していた進が、僅かに目をピクリと反応させる。


「どうやら図星みたいだな。何しに来た。その様子じゃ、ただお話しに来た訳じゃ無さそうだが」


 ニヤリと、試すように笑う修也に、呼吸を整え目つきを変える。


「桐ヶ谷修也。君は、どうしてこんな事するんだ。人をただ殺す事に、なんの意味がある?」


 口を割いて出た言葉に、修也は呆れたようにため息を吐く。


「お前、わざわざそれ聞きに来たわけじゃねーよな?今更何言い出すかと思ったら、まだそんな事聞く奴が居んのか。そんななげぇお説教なんて聞く程、俺も暇じゃねぇんだよ」


 苛立ちを見せながら、進を横切ろうとする修也に、通り過ぎたのち声をかける。


「ちょっと待て」


「あ?まだなんかあんの?」


 進と同様、修也もまた、こちらに振り返りそう吐き捨てる。


「答えてくれ。答えないなら、俺はそれなりの対応をしなきゃいけなくなる。理由を聞かせてくれるだけでいいんだ」


 理由を聞きたい。それは、進は碧斗(あいと)を信じているが故に、彼の考えもまた信じたいのだ。

 即ち、桐ヶ谷修也は何か理由があってこの行動をしている。彼に処罰を下すのと同時に、それをハッキリとさせておきたかったのだ。


 と、対する修也は、未だ面倒くさそうに頭を掻いて切り出す。


「理由?そんなの、楽しみたかっただけだよ」


「...は?」


「理由なんてねぇよ。ただ、能力のあるこの世界、しかも死んでも現実世界に戻されるだけの神設計。仮想世界みたいなもんだよな。それでストレス解消しないでどうすんだよ。折角こんな天国用意してくれたのによ、寧ろこうしない奴の方が馬鹿だろ」


 まるで、この世界で必死で生きている人達、碧斗達を嘲笑うかのように。修也はそう笑いながら告げる。

 それを険しい表情で受け入れた進は、何かが切れたように、足を踏み出す。


「それが、、理由か?」


「ああ。本当は理由なんて大それたもん無いんだが、お前は言語化した理由が欲しかったんだろ?」


 尚も軽く口にする修也に、俯いて歯嚙みしていた進は、憤怒の表情で顔を上げる。


「ならお前のそれも、俺がここで終わらせてやる!」


「フッ、やっぱ嘘下手だねぇ。どっちにしろそうするつもりだったんだろ?」


「うるさい。お前とは、話が合わないみたいだ。もう、言葉は要らない」


 歯を食いしばって、進は修也に手の平を向けると、対する彼は宙に視線を泳がせながら、わざとらしく呟く。


「何故かもう知ってるみたいだが。俺は皆が外に出ない時刻になったら、ここに来てる。...それもいつもだ」


「なんの話だ」


「分からないか?こんな広い場所で、穴場な場所。俺が、街を一望するだけに来てると、本当に思ってんのか?」


「お前っ、まさか!?」


 何かに気づいたように目を剥く進に、それを予期した修也はニヤリと笑う。


「その通りだ。俺は普段からここで能力の練習をしてる。更なるパワーアップの為にな」


 と、そこまで告げると、進に視線を向けて付け足す。


「つまり、この地形での戦闘は俺にとって利点しかないって事だ。既に準備してんの、ちょっと前に分かってただろ?」


 その一言で、気のせいだと思っていた肌寒さが彼の能力によるものだと理解した進は、即座に対抗しなければと、向けた手から空気圧を放つ。


「焦んのは良く無いぞ」


 だが、修也はそれに余裕な笑みで答えると、人差し指を上へと上げる。

 それと同時に氷の塊が地から現れ、修也を守る。進はその行動は既に読めていると言わんばかりに僅かに口角を上げると、圧力を更にかけ、小さな氷山のような塊りを砕く。

 しかし、砕いたそれの向こう側から見える彼の表情は、不気味な程に笑っていた。


 と、次の瞬間。砕いた氷の破片がこちらへと戻ってくる。それを避けようと跳躍した進を、修也はお見通しだと笑う。

 その意味を理解しようとしたその時、既に進の足は凍り、氷の塊りがくっ付いていた。


「!?」


 その僅かな重さの違いから、上手く圧力調整が出来ずに飛躍に失敗する。

 その一瞬の隙。

 進が修也に振り返った時には既に、胴の中心を狙って、先端の尖った氷柱のようなものが迫っていた。


ー速いっ!?ー


 ギョッと動揺を見せて、既のところでそれを破壊する。それと同時期に、足に足枷の如く付けられた、氷の塊りをも砕き、空中へと逃げる。

 その姿を見上げながら、余裕そうな修也は口を開く。


「いけなかったか。流石、上位能力、空気圧。主な攻撃は圧力を放ったり、それを利用して相手に負荷を与える。または、相手の放つものの無効化。更には圧力変動を利用して自身にかかる圧力をも変化し宙を舞う。そして、気圧の変動で天候も操る、か、、ほんと、面白い能力だ」


 修也の的確な説明に、進は思わず息を飲む。


「どうしてそんな事まで知ってんだよ、、それに、上位能力って、、全員の能力をランク付けでもしてるような言い方だな」


「ああ、その通りだ。俺はお前らの能力を全て把握してる。それと、お前らが知る事は無かった。知る必要が無かった事もな」


 進の問いに、目つきを変えて返す。すると、今度は小さく息を吐き、淡々と進を向いたまま放つ。


「どうせ、この間の異常気象、ゲリラ豪雨はお前の能力だろ?恐らく、あいつに嵌められて、街を破壊してしまった事に、我に帰って罪悪感を感じ、それを償う為に俺を殺しに来た。そして、共に死のうと考えてる、と。まあ大体そんなとこだろ」


「っ!」


 またもや見透かされているかの様な考察に、動揺を露わにする進。


「ハッ!また図星か。お前、ほんと分かりやすいな。嘘が下手以前の問題だ」


 そう笑った修也は、その笑顔を下卑た笑みにへと変えて、進に向ける。


「俺は俺が無双出来る世界が好きなんだ。だから、お前に俺は倒せない。その分ーー」


 空中で距離を取り、次の一手を考える進に、一呼吸置いて修也は声を上げる。


「お前1人が死んで詫びろ」


 それを放ったと同時、修也の周りに氷の塊が4つ現れ、それが一斉に向かう。


「フッ、調子乗ってんじゃねぇよっ!」


 まるで強がりのように口角を上げ進は言うと、それから逃げるように空中へと飛躍する。

 だが、無駄だと修也は鼻で笑うと、氷の数々は軌道を変えて進を追う。


ーまたこういう系かよー


 何度も経験した光景。それに、ため息を吐くと、氷に向かって手の平を突きつけ、開いた手を閉じるように握る。

 すると、それにシンクロする様にして、氷が全て溶け始め、勢いを無くす。

 圧力を上げると融点が下がるため、低温な空間でも氷が溶け始める。

 そう、彼の能力はあくまで氷である。即ち、それが水へと変化すれば、それは既に彼の支配下に無いものと変換されるのだ。


 と、進の考えを読み取った修也は


ー思ったより冷静に戦えるなー


 と小さく微笑む。

 だが、と。空間は既に氷を作り出せる状況へと温度調整をしているのだ。会話を交わしている段階からそれを見越して準備を行なっていた修也は、いつでも進の周りに氷を生成出来ると、余裕の笑みを浮かべる。

 がしかし。


「っ」


 いつもの様に、安易に思い通りの氷を生成出来ない事に、修也は僅かに目を見開く。

 この空間では何度も能力練習を行なってきたのだ。氷が素早く、正確に生成出来る環境を間違えるわけが無いと。

 それを理解したと同時、その理由をも把握する。


「そうか、お前」


「フッ、事前に空間の温度を下げて自分の有利な状況を作り出した。そうだろ?」


 冷や汗混じりに、進はそう強く放ってみせる。それに、修也は思わず笑っていた口を引きつらせる。

 進の周り。直径10メートル範囲の空気を、圧力により凝縮させ、外と中を分ける空気圧の壁を作り上げていたのだ。

 その空気圧を更に圧縮させることで、中の空気が体積を変え、運動エネルギーが分子に加わる事により温度を上昇させたのだ。

 それにより、修也の計算にズレが生じた。


 それが修也にとって大きな痛手だった事を、彼の表情から読み取り、今度は進が口角を上げる。


「どうした、図星か?」


 そう嫌味を込めて放ち、修也の表情を視界に収めたのち、進は目つきを変えて続ける。


「お前、そんな理由でこんな事したのか?祐之介(ゆうのすけ)を殺し、みんなに宣戦布告して、今の状況を作り出した。お前の、1人のその行動のせいで!何人が苦しい思いしてると思ってんだよ!?殺された祐之介だけじゃ無い!そのたった1つの大きな行動で、そんな傲慢な行動で、、一体みんながどれ程苦しんだと思ってんだよ!」


 浮遊しながら放つ必死な言葉に、修也は小さく


「チッ、うぜぇ、なんも考えてねぇくせに」


 と、誰にも聞こえないくらいの声量で零すと、終わりだと。進は瞬時に修也の背後を取り、手の平を彼に向ける。


ーどうする、?圧力を放って吹き飛ばして、反対方向からも放って押し潰すか、、彼を殺さないならば、大きな圧力を一点に集中させて気を失わせるかー


 進はその状態のまま、僅か1、2秒。彼をどうするか。そんな事を胸中で思うと、瞬間。


 修也は笑う。


 進の"左隣"で。


ー速っ!?ー


 ギョッと目を剥き、退こうとするがしかし。それが出来ずにバランスを崩し、現状を理解する。


「っ!足がっ」


 そう。あの僅かに考え事をした時間の中で、進の足を凍らせ、地面に固定したのだ。

 それも、進の間合いを取ると同時に。


ーそれをこの速度で!?マジで化け物かよー


 進の額から冷や汗が吹き出す。と、そんな姿に、修也は1度微笑を浮かべる。


「人を傷つける事が出来ない。そんな君の甘さが招いた結果だ。恨むなら自分を恨め」


「!」


 人の優しさを利用した一手。そうか、と。進は悲しい表情で目を見開く。


ーこんな気持ちだったんだな、、碧斗達ー


 刹那、修也は手から先の尖った氷を、進と僅か1メートルにも満たない距離で放つ。


「クッ!」


 避けられないと悟った進は、せめて致命傷だけでも避けたいと、体を捻らせる。


 と


 放たれた氷は、進に届くより前にーー


 ーー速度をつけて飛ばされた「何か」に直撃し、弾かれる。


「...また客か?」


 修也は、やれやれと息を吐いて呟くとその方向へと振り向こうとするが、それと同じタイミングで。

 突如大量の煙が(くう)を埋め尽くし、視界が妨げされる。


「「っ!」」


 それに、両者共に動揺を現し、腕で口を覆う。


ーこの煙、、あいつか。また余計な事をー


 僅かに眉間にシワを寄せて口の中で呟く修也の、煙が薄れ露わになった眼前には、既に進の姿は無く、数十メートル先で"碧斗"と距離を取っていた。

 と、それを確認した瞬間。地からは岩が突き出し、それを避けるべく退いた先で、更に炎が向かった。


「...たりぃな」


 首に手をやり、炎を体勢を変えずに消してみせる。

 すると、まるでそれがフェイクだったかの如くタイミングで、修也の目の前には、高速で近づく


 車が現れた。


「オラァァァァァァァァァァッ!」


「っ」


 がしかし、この世界で見る事はないであろうものにも反応を示さずに軽く受け流す。


「なっ!うおあーーーーっ!やべぇ!」


 それにより速度を落とす事なく通り過ぎた車は、運転者である大翔(ひろと)の叫び声と共に遠ざかっていく。


「はぁ、はぁ、なんとか、最悪な状況は避けられたみたいだね」


 と、遠くから少し息が上がっている状態で樹音(みきと)が声を上げ、こちらに足を早める。そんな彼の隣で、顎に手をやり悩む美里(みさと)


「本当にここに居た、、あの人、一体なんなの、?」


「え!?ひ、、大翔君の心配はみんなしないのか!?」


 その様子に碧斗が慌ててツッコミを入れると、美里は


「森の方入ってったし、被害は出ないでしょ」


 とさらっと返す。

 それに、そういう事では無いと言いたげに息を吐く碧斗だったが、それよりも前に。

 樹音の後ろから走って現れた沙耶(さや)が声を上げる。


「きっ、桐ヶ谷君!」


「..チッ...お前か、」


「っ、、き、桐ヶ谷君、、なんでっ!?そんな、、こんな事、、」


 立ち止まったのち、僅かに髪や服装を整える仕草をしたのち、沙耶は神妙な面持ちで問う。


「何か、、理由が、あるん、、だよね、?だって、、桐ヶ谷君、そんな人じゃ、、ないもん、」


「チッ。お前さぁ、、俺の事嗅ぎ回ってるみてぇだよな。守るだかなんだか知らないが、俺を弁護すんのは止めろ」


 その様子に怒りを露わにしながら、修也は放つと、我慢出来なくなったのか、沙耶は彼の元へ駆け寄る。

 そんな、一同の姿を目の当たりにしながら、碧斗に向かって進は小さく疑問を呟く。


「...碧斗、、なんで、なんで助けに来てくれたんだ、?」


「え?ああ、その、進に、修也君が街を一望出来るところに居るって聞いてたから。あ、でも本当は、ここに来る途中で出会った人に聞いたんだけど、、ちなみにあの車もその人がくれた物でーー」


「そうじゃ無くて」


「っ」


 碧斗の返答に、進は言い終わるより前に割って入る。


「なんで助けてくれるんだよ、、俺は、碧斗達に、あんなひどい事したんだぞ?修也と戦ってて分かった。俺は、、こんなに残酷で、残忍な事をしてたんだって、、これで帳消しにはならないだろうけど、詫びないといけないと思って来たのに、、なんで、」


 進が歯嚙みして放つそれに、碧斗は曇らせながらも優しい表情で聞き入れると、修也の方向へと向かって数歩進んで「うーん、なんて言うか」と呟いたのち、振り返る。


「"友達だから"、かな」


「っ!」


 そう笑顔で放つ碧斗に、目の奥が熱くなるのを感じる。



 その瞬間、何かが破裂する様な音と共に、沙耶が吹き飛ばされる。


「「「!」」」


 進と碧斗、美里がそれに目を見開くと、樹音は瞬時に飛ばされた軌道を見据え落下地点へと向かい、沙耶を受け止める。


「大丈夫!?」


「あ、、ありが、、と、お、」


「...」


 優しく聞く樹音に、泣きそうになりながら。いや、既に涙ぐみながら返す沙耶。

 それは、痛いからなどといった単純なものとは違う、もっと胸の深くで感じた感情の現れだと。一同には一目瞭然だった。

 その様子に表情を曇らせる樹音。

 と、碧斗はそれに目つきを変えて進に振り返る。


「進!1人でやらなくていい。詫びるんじゃ無くて、恩返しをするんだ。だから俺に、俺達に、恩返ししてくれないか?」


「...」


 碧斗の言葉に、またもや感情を掻き乱されながらも、進もまた目つきを変えて、苦しい表情を隠す様に頷く。


「よし。進の目的は、この争いの根幹である人間を止めて、争いを終わらす事」


 碧斗は振り向きざまにそう呟くと、皆に聞こえるように。まるで、「今度はこっちが」と言わんばかりに。

 修也への宣戦布告だというかの如く、胸を張って告げた。


「俺らも同じ目標だ。修也君、もう後には伸ばせないぞ。ここで全て吐いて、全てを、終わらす」

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