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殺し合いの独裁者[ディクタチュール]  作者: 加藤裕也
第4章 : 履き違えの仲違い(コンフィリ)
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116. 抗拒

 ゆっくりと、一歩一歩、衝撃波を辺りに放ちながら近づく(しん)に、"その時"を待つように態勢を整えて(とど)まる美里(みさと)。すると、ふと視線を進に向けたまま、隣で同じく構える大翔(ひろと)に向かって、美里は声をかける。


「腰、キツいかもしんないけど、私は本気でぶつかるから。ここに居るって事は、あんたも覚悟出来てるんでしょ?」


 だから付いてきてと、そう言わんばかりの美里の発言に、笑みを浮かべながら大翔は足を踏み出し声を上げる。


「フッ、俺に指図すんな!」


 そんな気合いを入れるかの様な声音に、美里は小さく微笑んだのち、鋭い目つきに変わって戦闘態勢に入る。その視線の先の進は、歩みを進め、着実にこちらに近づいていた。


 と、その時


「んんっ!」


 ボウッと音と共に、進の目の前には突如巨大な炎が現れる。そう、彼が足を地に打ち付け、空気圧の衝撃波を放った、その瞬間にである。

 それ故に。強大な圧力変動が起こり、今までで最も大きな爆破が起きる。


「っしゃあ!」


 それを目にした大翔は、歓声を上げると共に、次の攻撃へ移るため姿勢を落とす。





「「っ!」」


 爆発により舞った濃い煙。その中から足が現れ、のちに手、体と続き、進がゆっくりと歩きながら現れる。ゆっくりと、姿勢すら変えず、上半身はビクともせずに。


「うそ、、」


「チッ、無傷かよ」


 強大な爆発だったがしかし。吹き飛ぶどころか、体に傷一つさえ見受けられずに、先程と変わらず一歩一歩とこちらに向かう。


 まるで、何事も無かったかの如く。


 そんな進からは、今までとは似ても似つかない、異質の雰囲気を感じた。その、明らかな変化に息を呑んだ2人だったが、大翔は直ぐに真剣な眼差しで進を見つめたまま、覚悟を決めたように口を開く。


「おい、相原(あいはら)


 短く呼ばれた名に、美里は無言で彼を一瞥する。と


「遠距離は頼んだぞ。俺に当てたら、容赦しねーからな」


 そう放った瞬間。大翔は右足を思いっきり踏み込み、その威力で蹴る。それにより、速度を上げて進の目の前にまで、地面と僅かな隙間を空けて向かった大翔は、その勢いのまま拳を振る。


 だが、予想通り軽く身を捻って進に避けられる。がしかし。それを学ばない程、馬鹿では無いのだ。

 と、大翔は歯を食いしばってその場で足を着き、左手で二撃目を繰り出す。今度は、後退った進の、顔を目がけて。


 すると、進は上半身のみを後ろへ倒し、顔に迫る拳を避けたのち、下半身に力を入れ、起き上がる勢いを利用して大翔に頭突きをする。


「ぐっ!?」


 瞬間の事に、思わず声を漏らして左手で防ぐ。だが、彼の頭突きは、能力を使用していたのか、威力が凄まじく、堪らずバランスを崩す。その隙を狙い、進は足を浮かせて蹴り上げようとするが、否。

 よろけ、後ろに下がる大翔の背後から、まるで彼の背中から放たれたかのように、無数の炎の塊が現れる。


 そう、大翔を壁にするかのようにして、ギリギリまでそれを隠しながら、既に向かっていたのだ。


「またか」


 それを、表情一つ変えずに手掴みして、揉み消す。能力を使用し、圧縮したことにより、結合するための酸素を見失ったため鎮火したのだろう。それ故に、5つ以上はあった炎が、手で掴んだものと同時に、全てが爆発を起こさずにかき消される。


 だが、それで十分だと、大翔は体勢を整えて拳を振り上げる。そう、大翔が次の攻撃を仕掛けるまでの時間稼ぎさえ出来れば、それでいいのである。


「うらぁっ!」


 声を上げると同時に拳を振るう。それを進はまたもや全く動じずに、腕で防ぐ。恐らく、能力のお陰だろう。大翔の一撃だ。体勢を崩さない筈が無い。と、それを防いだのち、進も同じものを返すように大翔に拳を入れる。


 だが


 進の一撃を、両手の腕を前に出し受け止める。そう、吹き飛ばされずに、だ。


「ケッ、やんじゃねーか」


「っ!」


 その現状に、思わず目を疑った進を目にし、チャンスだと感じた大翔は、受け止める力を今度は放つ力へと変換し、続けて彼に拳を放つ。


 何度も、何度も、両手を巧みに活用しながら。それに進は、不思議と全てを手や腕で受け止め、力の温存のためか、はたまた余裕が無いためか、能力のみで跳ね返す事はしなかった。

 それを理解した大翔は、ここぞとばかりに追撃の手を早める。ここで追い詰み、美里の援護と同時に叩く。碧斗(あいと)の作戦と同様な思考ではあったが、既にこれしか方法は無いのだ。と、大翔は一心不乱に殴る手を更に早める。


 が、しかし。


 この短時間で大翔の行動パターンを読み解いたのか、彼に生まれた隙を狙って、能力によってか、目で捉えらえられない程の速度で腹に殴りを入れる進。


「グハッ」


 その反動により、堪らず開いた口からは赤黒い液体が飛び出す。だが。ここで動じるわけにはいかないと、大翔は歯嚙みしながら、半ば強引に体勢を戻して拳を放つ。これがお返しだと、言わんばかりに。


「っ!おまえ、」


 まともに食らった一撃を、気合いと根性のみで耐えた大翔に、もはや尊敬すら抱きながら進は声を漏らす。が、対する体は反射的に動くようで、同じく腕で大翔の攻撃は容易く防がれてしまう。


 それでも、こちらもただただ殴りを続けているわけでは無いと。表情を変える事すら困難な大翔は、内心で呟く。こちらも、この何度も繰り返される、殴りと殴り返される関係の中、進の速度、行動パターン、思考。それぞれをなんとなくではあるが、理解出来るようになってきていた。


 そんな大翔は、進が横から殴りを入れ、それを左腕で防いだその瞬間。空いた右手で大きく振りかぶる。


「っ」


 それに条件反射の如く、大翔と同じく左腕で防いだ進だったが、彼の必死に繰り出した大きな一撃は凄まじく。圧力を変化させても尚、進は軽く宙に身を投げ出された。

 それにより空中戦に移行する事を避けるために、大翔は言うことを聞かない脚を無理矢理動かして、彼の元に跳躍すると、すかさず殴る。


 と、ここが攻め時だと、大翔の攻撃を防いだその一瞬を狙い、今度は蹴りを入れる。


「だぁ!」


 隙を狙った一撃ではあったが、進もそれを許す程甘くは無いと、脚を上げて、脚で蹴りを受け止める。


 だが


「ぐっ」


 腕の方の圧力調整に神経を使っていたためか、蹴りを受け止めたことによりバランスを崩す。今だ、と。恐らく大翔と美里の両方が思った事だろう。故に、大翔は先程の殴りの中に蹴りというバリエーションを増やしながら、尚も速度を落とす事なく追い詰める。それと同時に。


「ここっ!」


 美里が叫ぶと、進の体に炎が纏う。


「っ!」


 大翔が殴りを続ける長時間の中で、目に見えない炎を張り巡らせ、"その時"に備えて準備していたのだ。


ーこれで、迂闊に空気圧を変動出来なくなったはずー


 美里は脳内でそう呟いたのち、でも、と続ける。

 それが普通ならばと、碧斗と同じ言葉を付け足す。


 すると、まるでそれが聞こえていたかの様に、進は少し口角を上げる。


「意味ねぇよ」


 短い一言。それを言い終わるや否や、進はその理屈が通用しないと2人に突きつけるように、瞬時に大翔の背後へ周り込む。


「「っ!?」」


 目を剥いた美里の見つめた先。


 進の体には、既に炎が鎮火していた。


ー嘘、、空気抵抗をあそこまで調整したのにー


 美里が軽い絶望を感じながら口の中で放つと、刹那。美里の視線の先に振り返ろうとした大翔に、振り返るより前に進は蹴りを入れる。


「グフっ!?」


「っ!」


 横腹にそれをモロに食らった大翔は、抵抗も無く家の塀へと叩きつけられ、壁にもたれた状態で倒れ込む。と、それを確認した進は、次はお前だと言うように、美里の方へと体を向ける。

 と、余裕を見せるように、恐怖を与えるようにまたもや、先程同様ゆっくりと近づく。


 それを目の当たりにした美里は、こちらに向かうまでのその時間を利用し、次なる対策を考えるが、否。近づく進の背後に、目を疑う光景が広がる。


「え」


 思わず声を漏らす。彼の後ろに、大翔が拳を構えて現れたのだ。

 ただ目の前の美里(てき)にだけ視線を向けていたが故に、進はその反応を見て状況を察し、振り向く。と、その瞬間。振り返ったのが裏目に出たか、殴った大翔の拳は、進の顔面に打ち込まれた。


「っと、」


 がしかし。やはり彼の存在に気付いていたからか、上手く威力を調整し、殴られた勢いのまま宙で一回転して、大翔の方に体を向けた状態で着地する。するとすかさず、大翔は着地隙を狙って追撃に入ろうとする、が。


「まだ学ばねーのか、、俺に着地隙なんて無いんだよ」


 進が小さく呟いたのち、目の前の彼は消え、大翔の背後にその気配が移動する。すると


「俺はお前より速いからな」


 とだけ付け足し、蹴りを入れる。


 だが


「なっ」


 進が蹴りを入れた瞬間。対する大翔も、踏み込んだ左足を軸に回転し、回し蹴りをする形で進の足を受け止める。思わず進でさえ声を零す状況だったがために、大翔の攻撃への圧力調整が追いつかず、彼は軽く数メートル吹き飛ばされる。

 そう、これこそ、予想外だったのだ。すると、既に朦朧とする意識の中、最後の攻め時だと言わんばかりに足を踏み出すと、大翔は進に顔を向けたまま言い放つ。


「おい!相原!俺に火を纏わせろ!"さっき"みたいに!」


「っ!」


 息切れをしながらの発言ではあったが、その言葉の意図を汲み取った美里は、少し不機嫌そうに息を吐いて返す。


「命令みたいな言い方止めて。あんたに言われるとムカつくから」


「はぁ!?おまっ、こんな時にーー」


「分かった。でも、あんたに合わせる気は無いから。あんたが付いてきて」


 大翔が足を進めながら動揺を見せると、美里は目つきを変えてそう告げる。その表情を横目で見据えた大翔は、1度ニヤリと微笑むと、跳躍して返事を返す。


「ああ!任せろっ!」


 それを放つと同時。美里がその返事に合わせたかの如く、大翔の両手に炎が纏う。そして、その炎が纏った次の瞬間、大翔は地に近づくと共に"着地点である進"に到達し、その炎を纏った拳を


 思いっきり打ち込む。


「オラァァッ!」


「っ、くぅっ!?」


 それと同時に、今まで以上の破裂が起こる。恐らく、進の圧力によるものではあるがしかし。そこには、美里の戦略でもある行為が関係していた。

 火の中には、温度の低い冷炎というものがある。青白い炎が、まさにそれだ。即ち、大翔に纏わせるのは、あくまで彼が耐えれる温度の炎であり、それを進に"ぶつけた時のみに"大きく発火させる。それが、美里の戦略である。


 と、それにより軽く吹き飛ばされる進に、瞬時に向かう大翔を見つめながら、美里は冷や汗混じりに笑う。


 炎を使用し、爆発を起こして隙を作る作戦。それは、既に何度も美里が実行しては失敗してきた作戦である。が、大翔は全ての(ステータス)が勝っているが故に。美里の様に隙を狙うつもりが、進と同様に吹き飛ばされる事によって、寧ろ自身に隙が生まれてしまう。


 そんな本末転倒な事は、大翔には無いのだ。


「いけぇぇぇぇぇっ!」

「うおらぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!」


 美里と大翔が同時に叫び、大翔が殴る速度を早める。


「クッ、」


「ついてこいよっ!相原ぁっ!」


「それはっ!んっ、、こっちの台詞っ!」


 何度も。何度も、殴って吹き飛んでは、それを追って即座に追撃。それの繰り返しである。空中に逃げたら跳躍し。爆破を利用して大翔の死角を取ろうとも、地面を殴って爆発を起こし、空中で彼を見つけて攻撃。


 第三者から見れば、追い詰める事に成功していると認知するだろう。しかしそれは間違いである。確かに、強力な攻撃を繰り返す事により進の体力を削れてはいるだろう。


 が、大翔の体力の消耗量には及ばない。


 それ故にーー


「くどいぞ。失せろ」


「っ!」


 大翔の背後、耳元に語りかけられた。と、次の瞬間。

 前回と同じく蹴りを入れられる。が、所詮前回と同じである。そのため、足を瞬時に上げてそれを受け止める事に成功した。

 そんな大翔だったが、先程の進がまるで手加減していたように。防いでいたのにも関わらず、隣の家の壁を貫通して吹き飛ばされる。


「っ!」


「あーあ、、大人しくしてれば良かったのに。でも、なかなか楽しかったよ。大翔」


 それを見届けた進は、そう呟いたのち、その光景に目を剥いて身を乗り出す美里に、またもや体を向ける。

 そして、同じく。ゆっくりと美里に足を進める。その光景に、息を呑んだ


その時


気配と共に


「なにっ!?」


「えっ!?」


 先程壁を破壊して通り過ぎた家の屋根の上から。大翔が飛躍した状態で現れる。壁を貫通して吹き飛ばされたのち、その家の裏で屋根の先端に捕まり、それを軸にして回転しながら跳躍したのだ。


 それ故に、大翔は勢いを増して進に殴り込む。その光景に驚愕していたために、反応が遅れた美里は、慌てて手の炎を発火させる。


「ぐぅっ!」


 それには流石に対応出来ずに、進は向かいの家に激突して血を吐き出す。対する大翔は、そんな彼にも容赦無く、着地をした足を思いっきり踏み込み、地を蹴って進に向かい、殴りを入れる。


 倒れるまで。


 意識が切れるまで、そのギリギリまで、絶対に攻撃を止めないと。


 そこにいる大翔からは、そんな力強い意志を感じた。それから逃げるように屋根の上へ移動してもそれを追い、そこから蹴り落としては重力を利用して屋根から拳を構えながら飛び降りる。


相手の隙をつけ。

相手は人間だ。


 ここまで来たら、流石にどこかにはガラ空きになっている部分があるだろ、と。大翔は全身を使いながら、進の間合いに回り込んで殴りを入れ続ける。

すると、進は歯嚙みして


 "苛立ち"を見せる


「しつけぇんだよッ!」


 そう叫ぶ様にして放った。

 刹那、大翔の頭の「後ろ」と、体の「前」から。大きな圧力が大翔を襲う。


「ぐあらぁぁっ!」


 それにより体が、上下で物凄い方向に回転しながら、吹き飛んで叩きつけられる。


「え、!?」


 その衝撃的過ぎる光景に、美里は言葉にならない様な声を漏らす。それにより地面に倒れ込む大翔を、一瞥したのち進は大きなため息と共に口を開く。


「本当なら引きちぎれるはずなのに、、やっぱバケモンだな。お前」


「っ、う、うっ、」


 吐き捨てる様に呟いたと同時。美里が耐えきれなくなり口を手で塞ぐ。と、瞬間


「っ!」


 ブゥンという風を切る音と共に、進が美里の目の前に現れる。


「もう時間かけるのは止めた。みんなここで失せろ」


「はっ、は、はぁ、はぁ、はっ、はぁ、」


ー何か考えなきゃ。直ぐに対応出来る攻撃を。炎を放つ?いや、背後から空気圧を放たれたら意味ない。どうやって逃げよう、、炎による爆発を逆手に取って逃げる?でも、、そんなの、私の体、、もつの、?ー


 考えなくてはいけないというのに、不安ばかりが脳を過り、上手く呼吸が出来なくなる。そんな事を考えている内に、目の前には、進の拳が近づく。

 駄目だ。もう逃げられない。死にたくない。でも、この距離で出来る事なんて、もう無い。いや、もし逃げても、逃げ切れない。勝てない。ならば、もう同じだろうか。


 と、美里は半ば受け入れるようなかたちで目をギュッと瞑る。



 が、その時



「!」


 美里の頰を掠るか掠らないか程度の位置から、ナイフが2本両方から現れる。


「っ、チッ」


 そのギリギリまでそれを隠した攻撃に、進は対抗出来ずにナイフを受け入れる。だが、そのナイフが向かったその先は、進の肩スレスレ。当てる気が無かったのだろうか、と。進は一瞬ではあるが安堵の表情を見せる。


 が、それが彼本体では無く、進の服を狙ったものであると気づき、目を剥く。その服を巻き込んで尚も飛ぶナイフにより、進の体は美里から引き離される。その現状を理解した進は、直ぐに対策を試みるが


 刹那。進の飛ばされた先に、地の石が集まり壁ができる。それ故に、進は岩の壁に激突し、貫通したナイフによって彼は岩に張り付けにされる。


「チッ、この、舐めたマネを」


 歯軋りしながら呟いた次の瞬間。

 岩の壁が彼の能力により破壊される。だが、何度も繰り返されたその対応に免疫がついたのか、即座に次の壁を、今度は進を挟むように両側に現れる。すると、それは直ぐに形を変えて彼を包み込み、封じ込むがしかし。

 それすらも直ぐに内側からの圧力で破壊され、粉々に砕かれる。と、まるでそれもお見通しだと言わんばかりに、粉々に粉砕した破片の数々が、進を追うように向かう。


「クソッ、めんどいな」


 そんな一連の光景を目の当たりにして、恐怖と安堵から膝をつく美里に、背後から"樹音(みきと)"が、


横切りながら


「遅れてごめん」


 と呟くと、それに続いて美里の背後で手を伸ばし、踏ん張る沙耶(さや)が口を開く。


「相原さんっ、ごめんっ、、ねっ、2人で、、戦わせちゃっ!って、」


「は、はぁ、はぁ、べつに、、貴方達が謝る事じゃ、、はぁ」


 声の発せられた方向に美里は呼吸を整えながら振り返ると、対する樹音は手を叩き、それを離して剣を生成しながら


「相原さん。僕も、、いや、僕達も、最後まで抗ってみるよ」


と、言い放つ。


 すると、生成し終わったのち、剣を横に振って樹音は1度息を吐くと、目つきを変えて構えて剣先を進に向けそう付け加えた。




「そう、決めたから」

 皆様。この小説を執筆し始めて、約2年が経った今。

とてつもなく今更ではございますが、字下げを忘れていた事に気づきました。とてつもなく今更です、すみませんでした。


(私は普段横読みなので改行の量や空白の数など、縦読みだと違和感を感じる点や、人によっては読みづらい点があると思いますが、その点は温かい目で見てくださるととても助かります)


 そのため、これから少しずつ1話から変更していきたいと思います。

 基本空白のみの変更とはなりますが、もし自身で誤字脱字等を発見した場合には多少の変更を行うかもしれません。


 ですが、ストーリーに大きく関係する変更をする予定はございませんので、よろしくお願いいたします。


 ちなみに、こちらの後書きは1話の方にも前書きとして書かせていただきました。


 直ぐに全ての変更は難しいので、時間がかかってしまうかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。

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