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第0章 終
「パンッ」
何かが弾ける破裂する音が聞こえた。周りの一帯が一気に静かになった。
「ドサッ」
紙くずのようなタワシのような、何か乾いたものが鈍く激しく落ちる音がした。
「キャー」
女性の悲鳴だ。何が起きたのだろうか。近くにいる人はそちらに見向きもせずただやれやれという顔をしている。
「どうなってるんだ」
鋭く怒っている男性の声がした。口論をしているのだろうか。周りの人々はまあまあと否しているように見える。
「グスッ」
小さな男の子の鳴き声だろうか。他にも子どもが何人かいて、みんな泣いている子の周りに集まっている。
こんな冷静に周りの状況を確認する僕だったが、一番心配しないといけないのは、自分自身の方だ。冷静に見えて冷静ではないのが本音であり、なかなか感情を出すのが苦手な僕は、平静を装っているが内心ビビっている。
これで今までの日常が全て変わってしまうかもしれない。そんな事を考えてもしょうがないのは分かっているがついつい考えてしまう。こんな自分が嫌いだが、こんな自分が好きなのだ。
なんだかんだ考えていると、時間が来てしまい僕は立ち上がった。