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第二話 守りたい家族

「ナオちゃん、起きてる?もし、起きてるなら、台所の洗い流しをしてくれないかしら」


 母さんは僕の自室のドアを開けると、いつものようにそう言った。


 仕方なく僕はパソコンを休止すると、椅子から立ち上がって台所へと行った。すると、そこにはたくさんの食器が積まれていた。

 母さんは料理は得意だけど、とにかく食器をたくさん使うんだよな。

 まあ、それだけ多くの品数を作ってくれているということだし、洗う人の身にもなってくれとは言えないけど。

 

 僕は服の袖をまくると、気合いを入れてスポンジを手にした。洗い流しは家事の基本だけど、絶対に手は抜かないと決めている。

 

 小さなことを疎かにする者に、大きなことを成し遂げることはできないと言うからな。

 その大きなことと言うのが、昔のような平和な日常を取り戻すことなのか、それとも何か立派なことをやって見せることなのか…それは僕にも分からない。


 でも、目先の利益に飛びつくようなことは止めようと思っている。

 

 何事も地道にやるのが一番だ。

 

 楽して期待だけを膨らませるような昔の自分には戻りたくない…。

 

「今日は洗う物が多いから大変よ。でも、洗い流しが終わったら、冷蔵庫にあるアイスは食べて良いから」


 母さんは僕の横から顔を出すと言葉を続ける。


「もちろん、お父さんには内緒でね」


 父さんは糖尿病も患っているので、何を食べさせるのかについては母さんも本当に気を遣っている。

 なので、アイスなど間違っても食べさせるわけにはいかない。

 

「分かったよ」


 そう返事をすると、僕は食器を洗い始める。

 その間、母さんは大きな介護ベッドで寝ている血行の悪い父さんの手や足をマッサージしていた。

 父さんのマッサージも決して楽ではないはずなので、母さんに洗い流しへの愚痴は零せない。

 

 僕と母さんが惜しみなく協力し合わなければ、この家はもう成り立たないのだ…。

 

 そして、僕は洗い流しを終えると、冷蔵庫からアイスを取り出し、それを食べる。労働の後のアイスはやっぱり美味しいな。

 アイスすら食べられない父さんの苦しい心中は察するしかない。

 

「洗い流しは終わったみたいね」


 母さんは僕の後ろから現れるとそう言った。


「ちょっと汗が出たけどね」


「汗を掻いたら、面倒くさがらずに着替えなさいよ。汗が冷えると風邪を引くから」


「ちゃんと着替えるから、安心してよ」


 風邪を引いて、それが父さんに移ったりしたら大変なことになるからな。今の父さんはちょっとした病気でも命取りになるのだ。


「お父さんがこんな状態じゃなければ、私も男のナオちゃんに洗い流しなんてさせないんだけどね」

 

 母さんは草臥れたように言った。


「気にしないでよ、母さん。洗い流しだって、けっこう大変な仕事だから良い運動になるし」


 家の手伝いは大変だけど、やり甲斐も感じているのだ。


 やっぱり、人生には苦労が必要だと思う。苦労が生きるための原動力に繋がることを僕も理解しているし。


 それに、一家の大黒柱はもう僕なのだ。なら、できることは何でも面倒くさがらずにやらなければ。

 

 それが今まで一生懸命、働いて家族を支えてくれた父さんに対する恩返しだ。

 

「そんな風に思ってくれると助かるわ」


「うん。むしろ、こんな大変な仕事を母さんが何十年もやって来たこと自体が驚きだよ。主婦も楽じゃなかったんだな」


 今でこそ文句も言わずに家の手伝いに勤しんでいる僕だけど、最初は主婦がする料理や洗い流しなんて馬鹿にしていた。

 でも、父さんが脳梗塞で倒れてからは、母さんだけでなく、僕も料理を作らなければならなくなったので、その苦労は身に染みている。

 

「その通りよ。主婦の大変さが分かるなんて、ナオちゃんも成長したわね」


「この歳で成長したなんて言われても、変な気分にしかならないよ」


「でしょうね。でも、ナオちゃんも率先して家事をしてくれるような女の子と結婚できたらねぇ」


 母さんは息を吐いた。


「それは言わないでよ。もう、僕は結婚なんて綺麗さっぱりと諦めているんだから。もちろん、父さんのせいじゃないからな」


 そうは言ったものの完全に諦め切れている訳ではなかった。時々だけど、都合の良い妄想が頭を過ぎることもあるし。


 でも、今の僕では、どうあっても女性と付き合うことはできない…。例え、家がこんな状態じゃなくても、結婚は無理な相談だっただろう。


 それは今までの人生経験からも理解していた。

 

 もちろん、心の病気が治っていないのも、結婚できない理由の中に含まれているけど。

 

 でも、それを悲観することはない。

 

 結婚しなければ家族という重荷を背負わずに済むわけだから…。

 

 いや、そんな風に逃げているから女性と付き合うことができないんだろう。本当に女性と付き合いたいと思うなら、最初から逃げ道を用意していたら駄目だ。

 女性との付き合いはそんな半端な気持ちで、続けられるものじゃないはずだから…。

 

 でも、父さんのように苦しむ家族の姿はもう見たくなかった。家族という絆の重さから逃げたくないと言ったら嘘になるし。

 いつか、僕は家族という荷を背負えるような人間になれるのか。それはこれからの奮闘しだいかも知れない。

 

「そうね。でも、ナオちゃんは人の心を大切にできる子だから、きっと結婚してくれるような女の子だって現れてくれるわよ」


「だけど、もう三十五歳だからなぁ」


「年齢なんて気にする必要はないわ。女とは違って、男はどれだけ歳を取っても結婚できる生き物だし」


「そういうもんですか」


 僕は少し皮肉るように言った。


「ええ」


「でも、僕が結婚しなくても、白木家は従兄弟の政則がなんとかしてくれるよ。警察官って仕事をしているだけでも偉いのに、あんなに美人な奥さんまでいるんだから」


 同じ親族なのにどうしてここまで差が開いてしまったのか、疑問に思っている部分は多々ある。


「そういう悲しいことは言わないの。母さんはナオちゃんだって、捨てたもんじゃないと思っているんだから」


「それは身内贔屓だよ。どう逆立ちしたって、僕じゃ政則には勝てないって」


「人間の善し悪しは、勝ち負けの問題じゃないと思うわよ。大事なのは周りの人たちが、自分のことをどんな風に思ってくれているかだから」


 母さんは柔らかい声で言った。


「なら、尚更、僕が政則より善い人間に思われる道理はないよ…」


 従兄弟の政則は本当に僕とはできが違う。背も高いし、顔も文句なしに格好良いし、その上、東京の良い大学も出て、警察官にもなった。

 子供こそいないが、ちゃんと結婚もしているし。

 

 祖母、つまり、お婆ちゃんのお葬式では、集まった親族は政則の話ばかりした。反対に僕の話をする者はおらず、声をかけてくる者さえいなかった(その時の心の痛みは、二度と思い出したくないな)。

 

 特に隣にいた叔父さんなんて、僕のことを露骨に無視していたからな。

 昔はお年玉とかたくさんくれた気の良い叔父さんだったが、次第に僕のことを嫌うようになった。

 その変化が悲しい…。

 

 いや、僕も知らず知らずの内に叔父さんに対しては嫌な態度を取っていたのかもしれない…。

 

 自分でも気付かない内に誰かを不快にさせたり、傷つけていたりすることは良くあることだからな。

 しかも、そう言ったことは、すぐには気付けないから反省するのも難しい。

 だから、長い時が経ってから、あの時は本当に悪いことをしてしまったな…と思い返すのがやっとだ(振り返った時にしか、見えてこない失敗もある)。

 

 特に父さんが倒れる前の僕は、人に対する配慮のようなものが欠けていたし…。

 

 もし、自覚のない失礼さが僕の態度に出ていたというなら、叔父さんばかりを責めるわけにはいかないだろう。

 

 ま、叔父さんが僕を無視するようになったのは、そういう要因だけではなく、やっぱり僕が起こしてしまった過去の事件のせいだろう。

 

(あの時のことは、あんまり思い出したくはないんだけどな…)

 

 あの時の僕はとにかく普通じゃなかった。


 何せ、いきなり頭の中からたくさんの声が集中砲火のように聞こえてきて、気が変になりそうになったのだ。

 しかも、体が自分の意思とは関係なく勝手に動いて、僕は靴を履かず裸足のまま家の外に出てしまった。

 他にも手がまるで誰かに操られているように動いて、家の壁にマジックで不気味な言葉や文章を書き殴ってしまったし。

 

(まるで映画のエクソシストみたいだ)


 その上、僕は家の中の壁やドアに蹴りを入れたり、体当たりしたりした。

 僕の家はマンションなので、その大きな物音を聞いた住民が警察に連絡したのだ。そして、警察は僕の家に押しかけてきた。

 

 これが僕の起こした事件だ。

 

(家の壁に大きな穴が空いたからな。買いものから返ってきた母さんなんて、本当にびっくりしてたし)

 

 その後、僕はすぐに近くの総合病院に連れて行かれて、体中を検査された。親も医者から色々言われていたけど、その時の記憶は曖昧なので僕も覚えていない。

 そんな僕が正常に戻るには二週間くらいかかった。

 その頃になると体が勝手に動くようになることはなくなった。でも、頭の中から聞こえて来る声は消えなかった。

 僕は幽霊なのか、悪魔なのか分からない声と色々な会話をした。そして、次第に落ち着くことができるようになった。


(僕に話しかけてきた奴には、しっかりと人格があった。しかも、話しかけてきた奴は一人や二人じゃない)

 

 その後、病院から紹介された心療内科に行くと、僕は統合失調症と言われた。統合失調症は昔、精神分裂病とも言われていたらしい。

 

 とにかく、難しい病気なのだそうだ。

 

 でも、処方された薬を飲み始めると、聞こえてくる声も少なくなり、やがて消えた。もちろん、体が勝手に動くこともない。

 

(まあ、気持ち的には、人に取り憑く悪霊と仲良くなったような気分だ。病気にしては、ちょっとファンタジー的なところもあったし)

 

 もっとも、頭の中から聞こえてくる声とまるで友達のように話すことができたなんて話は、普通の人は誰も信じてくれないけど。

 でも、聞こえてくる声が悪霊じゃなかったのは確かだ。医学的には対人型の幻聴という言葉で説明が付くみたいだし、多重人格ともまた違う。

 ただ、統合失調症は現代の医学では分からないことも多いので、結局のところ、その詳しいメカニズムは素人には説明できないのだ。

 

 とにかく、あの事件のせいで、僕の親族からの信頼はガタ落ちになった…。

 

 警察官になった政則だって、実の従兄弟の僕が何か事件でも起こしやしないか、内心では冷や冷やしているかもしれないし。

 だからこそ、もう心の病気には負けられないと思うのだ。じゃないと、みんなが迷惑する。

 

(何の落ち度もない人が、ある日、突然、酷い目に遭う。

 それが世の中にある事件の怖さだし、自分がその怖さを産み出すような元凶になったら駄目だろ…)

 

 いずれにせよ、お婆ちゃんの息子で長男でもある父さんが元気だったら、僕もお葬式の席であんなに肩身の狭い思いをすることはなかったのにと思うのだ。

 

 ま、トラウマにも近い思いをしたお葬式には当分、出たくないな…。

 

 ちなみに住む者がいなくなったお婆ちゃんの家だけど、一年後には解体されることになっている。なぜなら、家はお婆ちゃんの物だが土地は別の親族の物になっているからだ。

 その親族はお婆ちゃんの家を解体して、新しい家を建てたいのだそうだ。その解体費は数百万円もかかり、お婆ちゃんが残してくれた遺産から引かれている。

 

 それもまた痛い出費だ…。

 

「まあ、ナオちゃんも無理に自分と政則君を比べる必要はないんじゃないの?人は人、自分は自分って言うでしょ」


「そんな風に割り切れれば、楽になるんだけどね」

 

「そっか。でも、ナオちゃんにはナオちゃんにしかできない人生の歩み方があるわよ」


 母さんは力強ささえ感じる声で言葉を続ける。


「自分の人生を大切にする気持ちがあるなら、幾つになったって挽回できる余地はあるわ」


 母さんは僕の肩にポンと手を乗せて言った。


「そうかも知れないな」


 母さんの言うことはいつだって正しい。そんな母さんの血を引いているんだから、僕にだって良いところはあるはずだ。


(今更、自分の人生が上手くいかないことを親のせいにするつもりはない。父さんも母さんもやるべき事は全てやってくれた。

 ただ、病気が僕の人生を狂わせてしまったのだ。

 正直、運がなかったと思うしかないけれど、いつまでも病気を理由にして逃げ続けては駄目だ…。

 そう思ったからこそ、僕も立ち上がることができた訳だし。後は何があっても倒れないように踏ん張るだけだ…)


「何なら、お見合いでもしてみる?案外、すんなりと話が進んで、結婚できるかも知れないわよ」


「それだけは止めてよ。お見合いなんてしたら、一生、消えないような心のトラウマになりかねない」


 僕は引き攣った顔をしてしまった。


「もう、大袈裟なんだから」


 母さんは腰に手を当てながら息を吐いた。


「男には女には真似できないような心の傷つき方をするもんなんだよ。特に恋愛なんかは…」


 僕は結局、一度も話すことはなかった初恋だったかもしれない女の子の顔を思い出しながら言った。


「ナオちゃんにしては説得力のあることを言うわね」


「だろ。だから、絶対にお見合いのセッテイングなんてしないでよ。そんなことしたら本気で怒るからな」


 僕はそう脅しておいた。じゃないと、短絡的な母さんは、それをやりそうで怖い。


「はいはい。だけど、最近はナオちゃんも頑張って、何かやっているみたいじゃない」


「たいしたことじゃないよ」


「そうなの。でも、いつか、その頑張りが報われると良いわね」


「うん…」


 僕は素直な顔で頷く。

 

 母さんの言った通り、僕は図書館の本を読むだけでなく、自分で小説なんかも書いていた。

 

 中学生の時は図書館の本を一番、借りた人間として、体育館に集まった全校生徒の前で表彰されたこともある。

 その時は図書券も三千円分、貰ったし。

 

 だからといって、僕に文才があったわけではなく、今は拙い文章を書くのが精一杯だった。

 

 それでも、お金がない今の僕にとって、小説を書くのは良い趣味になる。なので、時間が許す限り、小説はコツコツと書き続けたいと思っていた。

 ちなみに、僕は小説だけでなく、漫画なんかも描いたりしていた。

 

 いつか、自分の創った物語で、色んな人たちの嫌な現実を少しでも忘れさせられたら良いなと思っていたから…。

 

 もっとも、漫画や小説などで描かれるような物語が本当の意味で人を救ってはくれないことは僕も理解している。

 それは、様々なジャンルで形作られた架空の世界に逃げ続けてきた僕の人生が証明しているし…。

 

 結局、大事なのは現実に立ち向かう心だ…。

 

 でも、時にはその心にも栄養が必要だと思う。ま、物語は心の栄養と言っても良いかも知れない…。

 救われることこそなくても、物語が人の心を豊かにしたり、成長させたりすることはちゃんとあるし。

 

 その力は決して侮れない。

 

 だけど、その栄養も取りすぎれば、心に害を与えてしまう…。栄養を取りすぎた植物の根が腐ってしまうのと同じだ。

 

 何事もほどほどが一番。

 

(物語の力をいかに上手い形で自分の内に取り込むか。

 それができれば、漫画や小説を読んで人生を変えることもできるかもしれない…。僕はもっと、物語の持つ力を信じよう…)

 

 そう思った僕は何度も読み返して力を貰った漫画を思い出しながら笑った。

 が、そんな僕を見た母さんは訳が分からなかったのか、訝るような顔をする。でも、詮索はせずにすぐに口元を綻ばせた。

 

「とにかく、今日の夕飯の親子丼だから、ナオちゃんに作って貰うわよ」


「親子丼なら任せてよ」


「でも、くれぐれもお父さんの分には砂糖を多く使わないでね」


 そう言い聞かせると、母さんは冷蔵庫から冷えた缶ビールを取り出し、それに口を付ける。


「分かってる。砂糖に頼らなくたって美味しく作れるさ」


 僕は目を細めながら言葉を続ける。


「それはそうと、最近の母さんはビールを飲み過ぎている気がするぞ。父さんはあんな状態だし、母さんもお酒の飲み過ぎには気を付けなよ」


 僕はアイスを食べ終えると、冷蔵庫に入っていたペットボトルの緑茶に口を付けた。

 

「私はちゃんと自己管理ができるから心配は要らないわ。その証拠に毎年の健康診断でも問題は発見されてないでしょ」

 

 お酒好きなのが、母さんの唯一の欠点だと思う。でも、母さんはお酒に強いので、幾ら飲んでも酔うようなことはない。


 僕の思いを余所に母さんはシレッとした顔で更に口を開く。

 

「ナオちゃんこそ、尿酸値が高いんだから、食べる物には気を付けないと」


「もう気を付けてるよ」


「でも、納豆の食べ過ぎは良くないみたいよ」


 僕は納豆が大好きなんだけどな。


 ちなみに母さんは僕には酒を飲ませてくれない。僕がアルコール中毒になるのが怖いのだそうだ。

 もし、僕が体を壊したら、もう母さん一人では家を支えられないだろう。そんな状況に陥るようなことはあってはならない。

 

 でも、母さんだって元気でいてくれなければ困る人間なんだから、やっぱりお酒は控えて欲しいよ…。

 

「そうなんだ。なら、納豆はなるべく食べないようにしないと」


 とりあえず、僕ももう三十五歳だ。若いとは言えない体なので、母さんに言われなくても健康には気を付けないと。

 特に糖尿病の怖さは痛いほど良く知っているからな。尿酸値が高いという血液検査の結果は無視できるものじゃない。

 

 もちろん、体だけでなく、心も気を付けないと。あの鬱病みたいに心から来る病もあるからな。

 もっとも、僕の抱えている心の病気は鬱病とは違うけど。

 

 とにかく、自分は大丈夫だという慢心が一番、危ないのだ…。

 

(人間はその時折りで、どんな感情に流されるか分からないからな。

 だからこそ、それを理解していながら、自分の心を信じられる人間は本当に強い。その強さが僕にもあれば…)

 

 僕は疲れが癒されるような冷たい緑茶を飲み干すと、得意の料理である親子丼を砂糖を入れずにどう美味しくするべきか考える。

 

 すると、急に意識が朦朧として、僕の視界はブラックアウトした…。

 

《第二話 守りたい家族 終了》



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