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今日からアイドルを始めたい!  作者: 心夜@カクヨムに移行
第二章 五月編 本格的な練習、始め!
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中間テスト後日の事

「先輩、こんにちはー」

「お、寿奈さんこんにちは」

 琴実先輩が礼儀正しく準備する。

 他の先輩はまだ来ていない。

「テストはどうでした?」

「あ、それなりに難しかったけど、赤点は取らなくて済みました・・・・・・」

 五月の中旬に中間テストがあり、その結果が今回返ってきたのだ。

 

 少ししてから、優先輩と道女先輩も入室した。

「ちぃーす!!」

「こ、こんにちは・・・・・・」

「百地さんに伊賀崎さん。こんにちは」

 優先輩は鞄を置いてから、私に聞く。

「そういや寿奈~。テストどうだった?」

「あ~、大丈夫でした! 赤点もありませんでしたし!」

「私も大丈夫だったけどるぇ、道女がまた学年一位取ってた」

「優ちゃん、それ言わないでって言ったでしょ~?」

「いいだろ? 別に一位は恥ずかしいもんじゃないんだし」

「もー」

 二人の微笑ましい会話を見ながら、私はいるべき人が一人足りないことに気付く。

「あれ、服部先輩は?」

「死んだんじゃないの~?」

「うわあッ!!」

 そこに無かった声に驚き、振り向くとそこに服部先輩がいた。

「は、服部先輩・・・・・・」

「いや~ごめん。遅れちゃった~」

 服部先輩はバッグを置き、椅子に座る。

「あ、正子~。テストはどうだ?」

「ん~? 全教科赤点。追試で七十点以上取るまで部活禁止言われた~」

 軽々しくそう言いながら、机の上にあったクッキーを頬張る服部先輩。

「ちゃんと受けて下さいよォォォォォォォ!!」

 私の絶叫が、部室中に響いた。


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