合宿 その一
夏季大会が終わり、八月。
Rabbitear Irisに勝利し、一位で大会を終えた私達。
今日は急用ということで、部室に来ていた。
「あの、琴美先輩に服部先輩。急用って何ですか?」
道女先輩と優先輩を一瞥するが、何も知らないようだ。
そしていきなり、服部先輩に指を指される。
「寿奈、道女、優。夏休みと言えば!?」
えー!? いきなりだったが、どうにかして頭に夏休みらしいものを思い浮かべて言う。
「そうですねぇ・・・・・・、夏コミとかですかね?」
二人も続けて言う。
「おばあちゃんの家に行くかなぁ」
「やっぱり、水泳したいかな! そうだろ?」
「ねえ、あんたたち。スクールアイドルがその答えでいいの?」
え? マズいこと言ったか私。
「まあいいや。琴ちゃんお願い~!」
ええんかい、と心で突っ込む。
「実は今回、私達五人で部室を借りて合宿することにしたんです。この間の七夕祭りや、夏季大会での努力によって、滋賀に私達以外のスクールアイドルが増えました。
なので、次の秋季大会でも勝つ為には努力が必要だと思い、合宿をすることにしました」
あー、そういうことか。
「来週からやることになると思いますので、準備していてくださいね。何か質問はある人は?」
「あ、はい! 琴美! 練習どうなんの?」
「その説明は、服部さんどうぞ」
服部先輩がボードに、一枚の紙を貼り付け・・・・・・って待て。
「あの服部先輩・・・・・・。遠泳十キロの後ランニング十キロとかどっかで見た事ある練習メニューなんですが、冗談ですよね・・・・・・?」
「・・・・・・。あ、これじゃない」
急いで紙を片付け、別のものを張り付ける。
てか前知らないみたいなこと言ってたけど、絶対知ってるわこの人。
「これが本物」
あのアニメのパロじゃない練習メニューを見てから、取りあえず一安心する。
「てか私からも質問していい? 琴ちゃん」
「はい、どうぞ」
「バナナはおやつには
「何か質問がある人はいますか?」
「無視しないでお願い!!」
「それでは、来週の朝七時、ここに集合です。
よろしいですか?」
「はい!」




