表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日からアイドルを始めたい!  作者: 心夜@カクヨムに移行
第三章 六月編 春季大会!
10/168

大会 その一

土曜日。バス停に集合し、琴実先輩は出欠を確認していた。

「皆さん、準備はいいですか?」

「はいッ!!」

 私も東京に行くのは初めてではない。夏コミや冬コミ、その他のアニメのイベントで何度か東京に行ったことはある。

 東京行きのバスに乗り、数時間。

 着いたのは、東京駅日本橋口。

 バスから降りて真っ先に、私は叫んだ。

「来たーッ!! 久しぶり東京―ッ!!」

 とはしゃぐ私に。

「寿奈さん、遊びに来たわけじゃありませんよ?」

「す、すいません・・・・・・

それで、これからどうするんですか?」

「大会の会場がある、秋葉原に行きますよ」

 そして反射的に、「秋葉原―ッ!!」と叫んでしまう私に再び。

「寿奈さん!!」と咎める声が聞こえた。

 

◇◇◇

 

 東京駅から山手線に乗り、約五分。

 秋葉原駅を出てすぐ。琴実先輩が口を開く。

「えーでは、今日の午後五時まで自由時間にします。自由に回ってもいいですが、迷子にならないように・・・・・・

「やっほーい!!」

 話が終わる前に、服部先輩が駆け出した。

「あ、正子待てよー!!」

「置いてかないでー!!」

 遂に琴実先輩以外が行ってしまった。

「迷子にならないように気を付けて下さい寿奈さん」

「はい・・・・・・」

 

◇◇◇

 

 自由になってから、私は狂ったように秋葉原を駆け回った。

「うおおおおおッ!! これは『暗号の洗脳』のブルーレイ! しかも初回限定版!! 買っちゃお! 買っちゃお!」

 感激しながら電光石火の速さで商品をカゴに。

 まだ止まらない。

 ターゲットロックオン。目標目の前。ダッシュを開始。

「『剣技オンライン』!? 最近映画化されて三期も期待されている大作!! 買う! 買う!」

 そしてフィギュアコーナーに向かい。

「そして『ゲームがなきゃ人生じゃない』のフィギュア!!

スカイとホワイトのフィギュア!! 買うわ!!」

 

 そしてレジに向かい、購入した頃には。

 私の財布の中身はほぼスッカラカンになっていた。

 だがそんなことは気にせず、私は宿でブルーレイ鑑賞をしていた。

 それと同時に、皆がお土産を見せびらかしている。

「寿奈さん、アニメのグッズが多いですね・・・・・・」

「秋葉原に来てるんだから、買わなきゃ損ですよ道女先輩」

「顔がなんか怖いよ寿奈さん!!」

 道女先輩の叫びを聞いてから、次に服部先輩に聞く。

「服部先輩は何を買ったんですか?」

「あー私は、コレ!」

 そう言って取り出したのは、バームクーヘンをはじめとした洋菓子だ。

「結構多いなおい! 一人で全部食べる気ですか?」

「うん!」

 服部先輩、食いしん坊だったんだなぁ。

「なあ正子~。私にもくれよ~!!」

「優にはあげられないかなあ~」

「そんな~!!」

 優先輩はしょんぼりとした。


松野心夜です! 遂に大会編入りました!

作品が何か分かったら、感想までどうぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://ncode.syosetu.com/n1678eb/ 小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ