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Real Magic Art Online  作者: 桐和恵斗
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7話

7話




インした俺は早速ゲーム内の空腹の回復の為、ギルドを出、市場をまわった。


(色んな店があるな、何処にするか)


そんな感想を浮かべながら、何処にするかを選ぼうとする。そして、俺の目に入った店の名前がこれだ


『ハツカヤ』


あんまり客が居なくなんかお勧めって感じはしないが、雰囲気が美味しそう。少し砕けて、長年建て替えずに繁盛してる様だ。


(ここで食おう)


そして、俺は店の戸を開けた。


「いらっしゃい」

「お邪魔します」


そして、ウェイター?に一番に挨拶が来たので、返事を返す。


「見ない顔だね、坊主」


そして、そう声を掛けてくる55歳位の年寄りだった。


「初めて入ったからな、当たり前だな」

「年寄りに対しての喋り方に礼儀が入って無いね」

「すまん、謙遜語とか、苦手なんだ」

「真似事位出来んかい?」

「多分出来ます…どうです?」

「ひっひ〜面白い少年だね」

「はは、ありがとう」


中学のテストで、敬語が主題のテストで点数は低かった。なぜか適当にやったら難問か当たっていたが。


「何にすんだい?」

「えーっと…」


(直ぐ選べ俺!!)


おばさんに言われて俺は焦り、急いで何か選ぼうとする。そして、目に入ったのがこれ。


『牛丼大盛り!』


なので俺は牛丼を頼んだ。なんか聞かれるとつい急いじゃうんだよねーなんでだろ?


「牛丼でお願いします」

「はいよ、席について待ってな」

「はい」


(料理作るのこの人なんだ)


そして、時は立ち料理がもてなされる。


「はいよ、牛丼大盛り」

「ありがとうございます、いただきます」


そして、俺は早速頂いた。


「美味い!!」


あまりの美味しさの勢いで叫んでしまった。


「そりゃあ、嬉しいねえ」

「焼き鳥の様な甘い味に微妙な酸っぱさが混じって肉が柔らかくてトロトロで、まるでうどんを噛んでる様な食感で美味い!」

「たいした評価さね」

「はい!」

「あんた、うちの料理の作り方知りたいかい?」

「ぜひ、食べたいです、教えてください!」

「分かったさね」

「けど、実は今日これから人とあう約束をしていたので、またこんどで良いですか?」

「良いよ、いつでも来な」

「はい!」


そして、俺は速い勢いで食べきった。食べ終わった俺は金を払った。


「ごちそうさまでした、ありがとうございます」

「また来な、あたしはシルバだ」

「はい、シルバさん、俺はユウシです。」


そして、俺はハツカヤを去った。俺は時間を確認する。


(7:47か)


もう直ぐ時間だと思い目的地に向かう。俺は目的地に着き辺りを探る。しかし、見つからない。


「なあ、お前ユウシか?」


すると突然、肩を掴まれ後ろから声を掛けられる。振り返ると、そこには…活気が良さそうな銀髪で赤い瞳で褐色の、少し背の小さい少女…


…を連れた黒髪黒目のまるで、いつかのアニメの主人公の様なキャラクター(キ〇ト)がいた。おそらく、和人のキャラクターの桐和だろう。取り敢えずゲームで本名はマナー違反なのでプレイヤーネームで呼ぶ。


「桐和か?」

「おう」

「じゃあ、そっちはクラシか?」

「その通りよ」

「じゃあ、フレとすっか」

「オッケ」

「おう」


フレンド登録だが、この世界では、直に合わないとフレンド登録できない。β版でフレとの所為でPKにあった人もいたからしい。フレとする事で相手の居場所が大まかに情報として、メニューで読むことが出来る。それに、戦友登録とも言う。


「フレと済んだから、ユウシの姉ちゃん待とうぜ」

「俺フレとして無いから場所分からんぞ」

「大丈夫よ、もう予約してるから」

「弟の俺がしらないのになんで?」

「さ、行くぞ」

「ああ」

「うん」


まあいっかと気をとり直して流されるがままにする。


「お前分かりやすかったぞ」

「青髪青目なんてあんた位しか居ないしね」

「同じ目色と髪色になんて大体しないからな。しかもあんま変えてないだろ?」

「…褒めてると解釈しよう」

「ああ、待ち合わせ場所に居ないのに分かったぜ」


駄弁ってると今度は前から声が掛けられた。


「来たわよ〜」


顔を向けるとそこには、背中に豪華な弓を背負い、短剣を腰に差した、少し耳が長く尖った緑髪のお姉さん属性っぽい人がいた。おっとりした目だが、未亡人では無い。


「姉ちゃん?」

「そうよゆうちゃ〜ん、久し振り〜」


俺が疑問を口にすると返事をしてくれた。


「2人もさっき振り〜」

「はい」

「ういっす」

「え!?いつの間に!?」

「インしてた時になんか、キリト君が居たから」

「桐和な」

「うん、それで声掛けちゃったんだ〜」

「その後、私も入って来てね、待ち合わせしようってなったの」

「んで出た俺たちが、お前を呼びに行った」

「帰った時に〜、あたしに待ち合わせ時間と場所をメールで送って来たの〜」

「…弟の俺より、幼馴染みの2人が姉との情報共有が優れている件」


俺が少し文句を垂れながら突っ込みを入れる。ショボイがな。


「それより、フレとしよ〜」

「分かった」


俺が姉ちゃんとフレンド登録しようとしたら、抱きつかれた。


「ゆーうーちゃーん!」

「うわっ!!」

「んふふ〜」

「やめろ!抱きつくなこの!ブラコン!!」

「ワーン、ひーどーいー」

「棒読みの時点で背定してると思ってねえだろ!」

「ニッシシー」

「は・な・れっろーーーーーーー!!!!!!!!」

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