6話
忘れてたです。すいませんでし
6話
レムさんの家を出てギルドでクエスト完了報告をして、一休みしていた俺は今自分のステータスを見てる。そして、空いた口が塞がらない。その頃俺のHPとMPは回復しているだろう。
ーー称号ーーーーーーーーーーーーーーーー
未知の英雄-
自身も含める誰も知らない英雄
獲得条件:????
効果:ステータスを全値100%上昇する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はあああああああ!??」
俺は余りにもおかしな事に奇声を上げてしまった。すると、ギルドの人達の視線が俺に向く
(しまった…穴があったら入りたい!!)
「お騒がせしてすいません!」
謝ると何もねえのかよ、と興ざめて視線を外す。
「はあ、恥ずい…けど、未知の英雄ってなんだよ」
(獲得条件も????だし)
少し動揺しているがもうスルーしようと考え、流す。
(RMAOのリアルは現実って意味でバーチャルじゃないんだな…だから、『命を軽んじてはなら無い』…か)
RMAOの意味合いを自分で考え理解に至る。
(昼頃までインしてたからな…ログアウトするか)
「メニュー」
俺がメニューと言うと、ステータスと違うメニューが浮かぶ。ステータスは念じるだけで良いが、メニューは音声で反応する。俺はそのメニューの簡潔にされた選択の中から、ログアウトを押す。何処でもログアウトできるわけじゃ無いけど、冒険者ギルドや、宿など家に居ればログアウト出来る。
ーーーーーーーーメニューーーーーーーーー
フレンド
GMコール
画質
音量
設定
ログアウト
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、視界が歪んで、気づいたら自分のベッドに横たわっていた。するとお腹が鳴る。
ぎゅうううう
「なんか食うか」
俺は部屋体出て、リビングに行き簡単な食べ物を冷蔵庫から取り出し食べる。
食事を取っていると、
ピンポーン…ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン
俺は、既に玄関の前に居てドアを開ける。そこにいるのは、和人と空嵐だ。
「ちょっと勇樹!」
「やい勇樹!」
「「連絡寄越せ!!」」
「ハモったな」
「「五月蝿い!!」」
「悪かった、俺はインしたら飯食うから」
「待ち合わせ場所を決めろと?」
「ああ」
「そうね、じゃあどする?」
「簡単な場所で良いだろ?」
「なあ、何処でも良いのか?」
「良いわよ」
「良いぜ」
「上がれよ、お前らにしか話せない事もあるし」
「「??」」
疑問を感じながらも上がってくれた。未知の英雄は信用出来るこいつらにしか話せない。家に上がった二人に待ち合わせ場所を教える。その後に未知の英雄の事も話した。
「未知の英雄か…」
「分からないわね」
話したが二人も初耳らしい。
「まあ、運営も全部コンピュータに任せっきりだからね」
「確かに」
「ああ…それでこれの事は他言無用で良いか?」
「けど、上位のプレイヤーとなると相手のステータスが見れるからな〜」
「マジか」
「ま、その相手と同等か上位の隠密スキルがあれば隠せるけど」
「後言っとくが、俺もクジ引きのスペシャル報酬を貰ったし」
そこで俺の次のスキルは決まった。時間を決める時に一緒に箱に入っていた時計をRMAOサーバーに繋げて時間を共有させた、RMAOの世界と同じ時間帯になる様設定されてあるのでこれで時間を決めた。
「まあ、後はRMAOでやれば良いっしょ」
「じゃあ早速やろうぜ」
「そういう事なら私らは先に帰るね」
「ああ、8:00時な」
「おう」
「じゃあね〜」
「俺の名前は、いつものな」
「私もよ」
「俺もだ」
そして、二人帰って行った。
「さっさと食ってインするか」
俺は予定通り夕飯を食ってインした。早速インした俺はお腹空いていた。その為のゲージもある訳だ。
(20パー位か?)
ゲージが空腹度約20パーセントと思われる所まで下がっていた。