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しるし2(詩集)

door

作者: さゆみ

震えながら僕をとめるよ

僕を抓るよ 僕をうめるよ

価値のない涙しか流せない


さあ いこう

無色の花束抱えて

声を終う

そこにdoor

幾千のざわめき

揺れ惑う魂の灯り

描いたときめき

夢鳥を飛ばす


為れの果ての先

見つかる術もなく

力尽きるまで

成るように成るさ

飛んでゆくのだろう


でもそれがすべてじゃなくて

すべてじゃなくて

そこにdoor

内にいるのか外にいるのか

ノックするーー

穴のあいたゲシュタルト

回らないブレイン

不正解な秤

でも僕を失いたくなくて

君を失いたくなくて

そこにdoorがある仕合わせ

ただ、まあるいやわらかい

有色の花束をいだ)きたい


無情に照らす

天球の座標

星屑の小川

僕の価値のない涙

小舟に乗せて

流してしまおう









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― 新着の感想 ―
[良い点] ふとこの詩を読みたい気分になってしまいましたね。短い中に複数の意味を持たせるテクニックは凄いです。 段落はまとめると読み易く前に書いてますが、散文詩に見えないと言うマジックがあります。僕…
[一言] 拝読いたしました。 ドアって何かと何かを隔てるものではありますが、逆に何かと何かをつなぐものでもあるんですよね。 ドアの向こうに何が広がっているのか。 それを夢想するのもファンタジックで楽…
2014/05/05 21:45 退会済み
管理
[気になる点] さゆみ様こんばんは。感想及び私見です。 『そこにdoorがある仕合わせ』ここあざといです。『そこにdoorがある事は 幸せ?貴方と私幸せ?扉開かれたならば分かる 間違いだとしてもそれな…
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