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第60話【西の街・ヴァルカンの変化(その4)】



 昼休憩を取り、話し込んでいると騎士団長のロックスさんが声を掛けてくれた。この人も一国の騎士団としてかなりの強者でありレベルも45と高い。

 

  ロックス


・名前:ロックス レベル45


 職業クラス:大槌使い

 固有スキル:戦いの鼓舞

 選択スキル:大槌技・大地魔法・盾技・筋力増強


 筋力+3550 敏捷+80 体力+2650


器用+1420 知能+285 魔力+500

 

 護りながら戦う事に長けたスキルや長年の経験から、ロックスさんの部隊は大崩する事は少ない。固有スキルの戦いの鼓舞は味方のステータス値を倍にする力がある為、ロックスさん以外にも強い騎士がいればかなり良くなるだろう。

 

 ただ、副騎士団長にこのダイアラック王国の第2王女であるヘレナ・ミスティカルが所属している。金髪ロングの蒼い瞳を持つ美人だが、お嬢様育ちで騎士団から浮いている。

 

 だが、指揮官として広い視野をもっている為に後は自身で功績をあげれば周りも認めてくれるだろうとロックスはいう。

 

 ただ、そんな彼女の周りにもちゃんと人は集まっている。大斧使いのマグノリア。ダイアラック王国でも1、2を争う怪力の女斧戦士であり、ヘレナの部下である。白肌でオレンジ色の髪でビキニアーマーを着用している。

何より男勝りな性格で人気もあるが、無類の男好きで一時期は娼婦として稼いでいた時期もあったそうだ。


 もう一人はロックスの弟子であるダグラスという褐色で白の短髪で大柄な体格で、大槌を愛用しておりその力はマグノリアと並ぶ。


細かい作戦などは苦手で、手当たり次第に敵を叩きのめす悪癖がある。ヘレナの命令にはロックスの指示で従っているようだ。

 

 後は白兎族で魔法使いのネムと桃髪と巨乳の美女で僧侶のエイル。二人とも孤児院出身で幼馴染であり、連携が得意でエイルは戦略面でもヘレナの役に立っているそうだ。

 

 今はあの5人でパーティーを組んでクラフト鉱山のダンジョンで修行をしているそうだが、バランスが良さそうに見えるが問題も多いらしい。

 実際に今も反省会をしているそうだが、揉めていた。

 

「ダグラス!マグノリア!二人とも私の指示を待てといったろ!?」

 

「え~? けど、敵を殲滅するならウチとダグラスで蹴散らした方が早くない?」

 

「マグノリアのいう通りだぜ?副団長。俺とマグノリアで手当たり次第敵をぶっ倒せばいいし、エイルの支援魔法もあるからそうそう負けねぇよ」

 

「け、けど、またロックス団長に怒られますよ?」

 

「お二人が強いのはわかってますが、その実戦演習ですので…」

 

「聴こえてるぞ?お前らなぁ…」

 

 ロックスさんの声に5人はビクッと身体を反応させた。ダンジョン内の状況判断は魔水晶で確認する事ができる為、モーリアさんとロックスさんは自分の所の人間がもめ事を起こしていないか常に目を光らせている。

 

 特にこの5人はロックスさんも期待している為にかなり厳しめに訓練をしているようだ。


 まぁ、ロックスさんもある程度『自力で上がってきて欲しい』とは思っているのだろう。

 自分以外にも実績と信用がある騎士がいれば、ホノルの防衛にも人手を回すことができたのではないかと訊ねたことがあるがその通りだといっていた。

 

だが、指導したからと成功する保証などない。人の指導に正解はない。結局はどう本人が受け止めて行動するかだ。

 

「まぁ、そこまで怒らなくてもいいんじゃないですか?」

 

「いや、クサカ殿。これは騎士団としては問題で…」

 

「いや、ダイアラック騎士団全体の問題でもありますよ?西側に兵力を置きすぎて、北側の溶岩バジリスクの件は冒険者ギルド任せになってたじゃないですか?んで、西側も俺らが来て解決してたら騎士団の面子がないじゃないです?」

 

「…その通りだ。返す言葉もない。結局はクサカ殿らに助けられる形で解決したのだからな…」

 

 ロックスさんがため息を着くと5人は睨み付けていた。特に第2王女様は俺を敵対視しているところがあるが、B級冒険者の俺達の株がダイアラック王国から上がってしまっては意味がないのだ。

 

 冒険者ギルドと合同で演習をしているが騎士団の功績が少なすぎる。これではいつまでも屋敷に戻る事が出来ない。

 

 どうしたものかと考えていると、グランドとウイングが戻ってきてこの辺りの情報をあらかた教えてくれた。

 

『…いいタイミングで見つけてきてくれた。これなら騎士団の面子も護れそうだな』

 

『もう一つの方はどうする?』『アイツ強いよ?』


 グランドとウイングにはエルサレム森林と近くの山で魔鉱石が取れないか調べて貰っていた。運がいい事にすぐ近くで見つけてくれた。

 

 更にエルサレム森林でも騎士団の面子を護る丁度いい魔物の集落が見つかったのだ。

 

「ロックスさん。ちょっとその5人貸してくれませんか?ちょっと鍛えたらエルサレム森林の奥地に一緒に着いてきてもらいます。フォレスト・ジャイアントがいるみたいです…」

 

「ほ、フォレスト・ジャイアントだと!?タウキングやウガールと同じくA級の魔物だぞ!?」

 

「こっちも色々と調べてくれたみたいで…」

 

『親分!海からデッカイドラゴンとサハギンの大群が向かって来てるよ!?』

 

『親分!山のオーク達とバースト・ボアが下山し始めたよ!?』 

 

「…ロックスさん!ここの指揮お願いします!綾香と梨沙、バレッタ、フィーナはここを任せる!イザベル、桃華、リリアンとそこの5人は着いてこい!シーサーペントとサハギンの大群がこっちに向かって来てる。エルサレム森林からはオークの大群とバースト・ボアがこっちに向かってくる!動ける奴らは避難誘導と武器持って戦う準備しろ!急げ!」



 ここ1ヶ月の様子をグランド達に見て貰っていたが、海と山から仕掛けてくるとは予想だにしていなかった。山からはオーク達の咆哮が響き渡り、海からはシーサーペントが2匹とサハギンの大群が南の街・ヘイヴンに向かっているのを確認する事ができた。

 

 時間がないので先にイザベルは空間魔法で向かってもらい、ヘイヴンに事態の報告を頼んだ。

 



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