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第58話【西の街・ヴァルカンの変化(その2)】



 そのおかげもあって、新たにメイドと薬師を一人ずつ雇う事になった。白兎族のエレンダと薬師のグレイスだ。

 

 エレンダは白兎族のロリ巨乳な兎娘で南の街出身、冒険者と娼婦を兼業していたらしい。

 

 白兎族は娼婦としては人気の種族であるが稼ぎが余り良くないらしく、たまたま娼館にいったエレノアが気にいってしまい購入してしまったのだ。そのエレノアのゴリ押しでメイドして雇うこと決まった。

 

 もう一人の薬師・グレイスは三十代のボサボサの白髪を簡単に縛ったおじさんだ。

 

元々冒険者と薬師の兼業をしていたが、前に左足を失って冒険者を引退し、ヴァルカンの街で薬師として仕事をしていた。

 

 今現在の問題は屋敷に帰れない為、ニコラスとセリスに指導が出来ないのが気掛かりだった。

 

 そこで、グレイスが俺のレシピ見てアレンジを加えればよい商品ができると言い、実際に作って貰った所、薬師としての腕前は本物であり、ヴィクターに相談をして離れにある家をグレイスの物にしてニコラスとセリスの薬師の師匠を引き受けて貰った。

 

 最初こそグレイスを怖がっていたが、今では父親のように接してくれており、離れの家に一緒に住んでいる。

 

おかげで副業の方の資金も南の街や西の街でも売れている為、かなりの額がヴィクターの懐に入ってきたと喜んでいたが、問題もある。クラフト鉱山で取れていた魔鉄の採掘場所を新たに見つけなればならないからだ。

 

 ダイアラック王国は他国との貿易で魔鉄を使った武具を取り扱っていた為、魔鉄が取れなくなるのはダイアラック王国として痛手になってしまっている状態だ。


 裏でグランドとウイングに調査に行ってもらっているが、この辺りの山脈には魔鉄が取れるだけの魔力が少ないために探すのに苦労をしている。

 

 それはロックスさんやモーリアさんもわかっている為に新たな採掘場所を探し当てなければならない状態なのだ。子どもらの相手をしながら色々と考えてはいる。

 

「良いか?風魔法は風で敵を切り裂く以外にも使い方がある。試しに教えた土魔法を撃ってみろ」

 

「えっ?良いの?俺のストーンバレット強いよ?」

 

「まだまだ使い方を熟知して扱えるようにならねぇと、魔物に負けちまうぞ?」

 

「わかった!石よ、我が敵を射抜く弾丸となれ! ストーンバレット!」

 

 孤児院の子どもの1人がストーンバレットを放ってきたが、手をかざして『ウインド・シールド』と詠唱をして下から風を巻き起こして石の弾を上空に上げて落ちてきた石をキャッチした。

 

「これが風魔法の護りの魔法・ウインド・シールドだ。一定の範囲に強風を下から巻き起こして身を護る魔法だな。火魔法だと危ないけど、石とか弓矢とかを防ぐのに使えるし、軽い敵なら上空に飛ばして隙を作るのにも使えるぞ?」

 

「う~ん。土魔法だとロック・ウォールやアース・ウォールでしょ?そう言うのはどう使うの?」

 

「そうだな。突進してる敵を転ばて隙を作ったりするのがいいな。後はアース・フォールを覚えて地面に穴を開けて隙を作る。魔法は攻撃以外にも使いようによって魔物を倒すサポートもできるぞ?さて、今日の魔法の勉強はここまでな?そろそろ戻らねぇとシスターに怒られるだろ?」

 

「そうだった!や、やべぇ!また怒られる!イタチの兄ちゃんありがとうな!じゃあなぁ~!」



 元気よく手を降って教会のシスターが待つ元に駆け寄る子どもらを見送り、一休みしようと座ると頭に柔らかい感触と両面を塞がれてしまった。

 

 「だ、誰だと思う…?」

 

 「…声はイザベルだけでやってるのは梨沙だろ?」

 

 「正解やで?一緒にお昼ご飯食べよ?おっちゃんにおにぎりとか色々と作って貰ったわ~」

 

 普段は気を抜いていない為に背後を取られること無いが、気を許した相手には背後を取らせている事を教えてからよくこの遊びをされる。イザベルも巻き込まれているが満更でも無いようだ。

 

 イザベルはソロであるが、今はバレッタ達のパーティーと行動をともにしている。A級冒険者として昇級するのに他のパーティーとの実績も必要があるそうだ。

 

 俺達はダンジョン攻略やダンジョンを利益化した為、A級冒険者であるがエルドラに向かう気はないので昇級するを拒んだ。

 

 イザベル達もエルサレム森林の調査と魔物の討伐をしているが、これといって昇級に繋がるような成果はあげられていない。

 

 気分転換の為に休みを取り入れたそうだ。九条が大きめのシーツを持ってきて拡げ、8人で円になって昼食を取った。

 

 「エルサレム森林の調査難しそうなのか?」

 

 「魔物自体はたいした事はないんだが、特に成果なるようなものはない感じだな…」

 

  「そうか。梨沙と桃華の方はどうだ?」

 

「アメリアさんから聴いたけど、結構大浴場は好評!んで、ダイアラック王国は胸よりお尻派が多いって」

 

「いい尻した女が抱かれやすいから、尻のライン見えるドレスがエエらしいわ」

 

それはヴィクターの服屋に相談の案件であり、俺が聞きたい事とは違う。高城には南の街にあるダンジョンと魔物の話を、九条にはダイアラック王国のホノル火山とタンザアの森に奥にある遺跡について調査して欲しいと頼んでいたのだ。

 

 おにぎりを食べながら調査報告としては、南の街はアメリアが中心となり漁業を行っている為に海の魔物の被害は無いそうだ。実際、南の街の大半は兼業冒険者のベテランである為に対応は慣れているという。

 

 九条に調べて貰ったのはグランド達が「俺達のレベルでは倒せない」といっていた事が気になったからだ。

 


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