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第51話【ダイアラック王国のギルドマスター達】



 流石に本城と高城みたいに『外で遊びたい派』には3日間という休息期間は長いようだ。どうしたものかと考えていると、ロートンさんが2人と手合わせしてくると申し出てくれたのだ。

 

 ロートンは元冒険者であり、それなりに実戦経験も豊富で魔法も使える為に二人の訓練相手と指導を暇潰しにしてくれるというのだ。

 

 ただレベル40を越えてる2人相手に大丈夫なのかとか訪ねるとステータスを見せてくれた。

 

 ロートン


・名前:ロートン レベル45


 職業クラス:魔法戦士

 固有スキル:魔力増強

 選択スキル:剣技・水魔法・土魔法 ・樹木魔法


 筋力+1250 敏捷+1120 体力+1050


器用+1350 知能+815 魔力+2195

 

 れ、レベル45で魔法戦士で水魔法と土魔法、そして複合魔法の1つである樹木魔法を習得していた。

 何でも若い頃はイケイケでヤンチャしていたらしく、一人でタウキングに挑んだ事もあるそうで、ウチの執事はめちゃくちゃ強かった。

 

 九条はダイアラック王国の情勢や地理について情報収集をする為に資料室に籠ると言っていた。

 

 俺はニコラスとセリスに新しいポーションや美容品の製造を教える為にそれぞれやることが決まった。

 

 ◇◆◇

 

「んで、そのタンコブどうした?ロートンさんに良いようにやられたか?」

 

「ロートンさんスゲェ強ぇんだよ!シールド・アタックやシールド・バッシュも避けられるし…」

 

「私も変身する前に模擬剣で頭を叩かれちゃって…」

 

「筋は悪くないのですが、お二人とも動きが単純ですね。どんなにいいスキルでも必ず弱点はありますよ?」


 実際に本城が守護者(ガーディアン)になった時に手に入れた完全防御の弱点をつかれてしまったらしい。

 敵意のある者から物理攻撃や魔法攻撃を完全に防御するスキルだが、敵意のない植物で足を固定されてしまい、動きが封じられてしまったらしい。

 

 後は後方の高城を先に倒して敵意も持たずに頭を叩かれてしまったというのだ。

 

「確かに魔物は敵意を持って攻撃を仕掛けてきますが、中には敵意のない魔物も居ます。トレントやドライアドなどがいい例ですね。彼女らはこちらから害を及ばさなければ共存できる魔物ですからね…」

 

「俺もロートンさんに鍛えて貰った方が良いかな?この中じゃ弱いからな…」

 

「そうですね。個人的には旦那様は鎌での攻撃と風魔法が得意ですので、土魔法を伸ばして砂塵魔法の獲得を目指しますか?」

 

「一応は使えるみたいだけど、咄嗟の時に使える手段が増えるのは良いな。仲間の護りとか敵の隙を作るのに使えそうだ…」

 

 複合魔法が使える冒険者の数は少ないし、何よりロートンさんは剣術と魔法が使えるため、一時期は冒険者ギルドで戦士や魔法使いの指導官をしていたらしいが、この人も『訳あり』でモーグルに拾われた口の人らしい。

 

 実際、モーグルはそういった『訳あり』な人材から使える者を集めるのが上手い。あのヴィクターはどうにも商人として甘い部分もあるが、少なくとも悪い人ではない。

 

 何だかんだと云いつつも3日という期間はあっという間に過ぎてしまい、冒険者ギルドから使いでルリカが屋敷に訪れた。


 どうやら南の港街・ヘイヴンの冒険者ギルドの訓練場ならば大丈夫だろうという話になった。予めトレジャーボックスの一覧を紙に書き移してガララスに渡しておいて正解だったな。

 

 ホノルの屋敷から港街・ヘイヴンはわりと近い。と言うのも東の防衛都市エンバーバーグの城壁とダイアラック王国の城下街でもあるダイアロードの壁によって囲われてしまっている。

 

 ホノルの街もそこまで大きな街ではないが、エンバーバーグの兵士達の駐屯所やその家族が暮らす住宅区がある為、普通に暮らす分には悪い場所ではない。


 露店商も港街を中心に賑わっていて、冒険者家業が出来なくても何とか経済的に回っている感じだ。

 

 リルカに案内されるとガララスの他にヴィクターとハゲ髭の大柄な男と褐色肌の白金髪の猫の獣人。それと白髪のロングでドレスを着た美人がいた。

 

ハゲのデカいのがモーリアさん。猫の獣人がクレアさん。着飾ってる美人がアメリアさん。一応は冒険者ギルドのギルドマスターだが、ほぼギルドマスターとしての仕事はしてない連中だとガララスは豪快に笑う。


すると、他の3人はムッとした顔でガララスに睨み付けた。確かにそれはそうかもしれないが、魔物の買い取りなどする冒険者ギルドが資金難なのも問題ではある。

 

「取りあえず、ここに獲ってきた物を出せば良いんですよね?この大きさならマグマタイタスとかロックタイタスも出せるし、解体職人の人も呼んでるんですよね?」

 

「ああ、各ギルドから腕の良いのを揃えている」

 

 そうガララスから訊いた為、取りあえず先に大物であるマグマタイタス1匹とロックタイタス六匹を取り出した。

 

 先に解体が必要な魔物から順番に出していった方が良いかと訪ねると、解体職人らも物がどれくらいあるのか分かっていた方が良いというので先にホノル火山の魔物から取り出す。

 溶岩バジリスク15匹と溶岩バジリスクキング2匹。

 ダンゴロン5匹とトゲッシーが20匹。

 

 次に断崖の草原の魔物だ。ホーンブル56匹。ジャイアントフロッグ1匹。ウルボーが30匹。

 

 最後にタンザアの森も魔物。キラーマンティス1匹とオークが15匹。アラネスが5匹とグリーンキャタピラーが3匹。アーマービードル1匹だ。

 

 流石にこの量を見るのは初めてであると唖然とした表情を向けてきたが、ほぼ討伐したのは3人だ。解体職人達も大仕事が入ったためにやる気を出して作業をやり始めた。

 


 


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