東方八霊付 小説本編8
アブミがヒヲバという遊び相手を見つけます。旧知の仲のように、二人は遊び始めます。
7.ヒヲバ 私津予
その内に、アブミは、1人で遊び始めました。
それを見て、5人が
「1人で遊ぶなんて・・・」
と訳も分からず、言葉を失いました。
それは、後の5人がなぜ、アブミが1人で遊ぶのか理解出来なかったからです。なぜなら、それまでは、仲良く遊んでいたからです。
特に、アブミは、いじけている訳でもなく、怒っている訳でもなく、ただ何となく1人で遊びたかった様なのです。
アブミは孤独でした。しかし、それは、1人の霊によって消えてなくなりました。
それは、アブミの遊び相手が出来たからです。ヒヲバと云うその霊は、霊らしくない、超反応的な霊でした。条件反射的に動き、条件反射的に反応する。そんな霊でした。
アブミの遊び相手はこう云うのが良いのでした。霊らしくない、そして、アブミと対等の主人公特有の啓示を持っている霊でした。
これを遊ぼうとなったら、普通、そのまま遊ぶものですが、アブミとヒヲバは、啓示でも受けた様に、工夫して遊ぶのでした。
ともかく、啓示でも受ける様な発想を出して遊ぶ霊なのでした。
ヒヲバは、アブミと同じく、1人遊びをしていました。しかし、同じく、1人遊びをするアブミと偶然、目が合い、そして、遊ぶ様に成りました。
それは、旧知の親友の如く、盛り上がりに任せた遊びでした。(しかし、その内容は、ふわふわしているだけなのです。)
しばらく、盛り上がって、そして、目を向けると、それは、嫉妬、5人は、ヒヲバに嫉妬し、アブミと引き離そうとしました。
そこで、アブミとヒヲバは、話門をくぐって、その場を飛びました。




