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第三の聖典  作者: 廃人覚悟の字書き
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第三の聖典 0~5章

聖書の内容。

天地創造を終えた後、アダムとイヴが生まれて、神からある決まり事を申し付けられる。それも、「知恵の木から実を取って食べてはならない。」という戒めである。

しかし・・・

0知識

1宗教について、私の知識を集めてみる。

2色々な事を考える人がいるものだ。

3道という思想、霊という思想、我という思想。その他あらゆる思想が連なっている。

4中でも神という思想が宗教の大半を占めている。

5神とは主であり、天主であるのが私の知識である。

6本当にそれだけなのである。ちなみに、「迷信」はこの「第三の聖典」を伝える為にあったのである。(この「第三の聖典」は、章群によって分かれ、1~29の章群、30~40のノアの章群、41~70のアブラハムの章群、71~130のモーセの章群、131~210のイエスの章群である。)


1救い

1私は文章を書いて悟る。まだまだ人民は救われていない。と。

2本を読み、見識を広めても、その事実は変わらない。

3そこでさらに文字を連ねる。

4誰が黙っていられようか。

5神は言っておられる。とにかく書け。と。

6だから名文とは言い(がた)いものの文を書いてみるのである。

7私は神の言う事に従う事しか出来ない。後は人の真似をするか、人の言う通りにするぐらいしか出来ない。

8幻想も全てそれらに費やし、惰性の人生を歩むのみである。

しかし、神がおられるならば、有意義なものへと変わっていく。

9神は書け。と言われたが、書くな。とは言われていない。つまり、何でも書いてみるものだ。

10世は義を求め、私を神の下へと追い出した。私は神の下で修行に(はげ)んでいるつもりである。気まぐれに振り回されない為の修行である。


2稚文

1もしも、神が暴君だったなら、私の前提である平和なこの国はあり得ない。

2前提なくして、この稚文はあり得ない。平和が前提で稚文がなるのである。

3もしも、私以上の者が文を書くなら、その文は永劫(えいごう)(たた)えられる事だろう。神ゆえの事である。

4一文一文書く上で、私が悟り得るのは、ひとえに神ゆえの事である。

5悟り、書く。その作業がいかに簡単な事であるか。なぜ、私等に作業が任されているのか。

6疑問は()えないが、あえて書くならその心の低さゆえであろう。

7常に自分の心に基づいて、「現代版ヨブ記」を書こうと思ったが、すぐに諦めた。神に忠実である自負があればやったであろう。自負はなかった、すなわち、心が低かったのである。その心の低さこそが神を呼んだのかもしれない。


3罪

1聖定というものがある。

2この章では罪を定めるものとして扱っていく。

3自分の心の中の偶像を押し付ける事。

4それは自分で造るものであり、他者に求める姦淫である。

5この姦淫とは、「聖書」の特に「ホセア書」に詳細が載っている。

6文字通り、恥ずべき事であり、神への姦淫、人間への姦淫、両方を含んでいる。

7神のごとき役割を求める事であるから。

8神はこれについて、最大の悪、罪悪である。と言われている。

9実際、ソドムの人々はこれにはまっていた。

10聖書の記述通りである。


4告白

1私は信仰を告白する。

2三位一体を受け入れ、「主の祈り」「使徒信条」を告白する。

3人として、神を崇める。それに特化しているのである。

4ムスリムの信仰告白をも受け入れる。

5神は一つにして、三つのペルソナを持たれる。神にとって、ペルソナとは所有物でありながら、実体であり、聖書とクルアーンは同時に存在し得る。

6また、信仰義認説、予定説を受け入れ、予定説においては聖徒の堅忍を受け入れ、信仰義認説においては信仰による義を認める事が出来る。

7プロテスタントのいい所を採用し、また、告白するのである。あくまでキリスト者として立っている信仰なのである。私は骨髄までプロテスタントなのである。


5復讐

1「これは神に対しての復讐ではない。憎きちりのごときから出来た人間への復讐なのである。」

2そう言って、サタンである堕落天使のイグノランスは立った。

3彼の名前は近年、名付けられたものであり、先行して、名乗っているのである。

4神は言われた。「わしに従えない愚かしき使徒とも呼べない使徒(善性のない使徒)は堕ちてゆけ。わしの目の届く所にいるでない。」

5そして、裏幕。

6「我々は元は天使であり、神の使いであったはず。それを邪険にし、軽んじたのも人間の仕業なのだ。ある事ない事を宿敵である人間が触れ回っている。

これを唾棄(だき)して彼ら人間を堕とさなければ、我々に未来はない。」

7周囲に集まった天使達はもはや後に引けぬ者達だった。それだから、イグノランスの声に聞き入った。鬱憤(うっぷん)を晴らす機会が欲しかったのである。

8もはや、その勢いは数十万に上る程であった。

9しかしながら、天使全体が何千万、いや、何億かであるとすると、小勢にも程があった。

しかも、それらを統べるのが神であり、七大天使、ミカエル、ガブリエル、サマエル、マウェッタエル、ラファエル、レミエル、サキエルである事を考えると、イグノランスにはどうも切り崩せない様に思えた。

10そこでアダムとイヴに目をつけた。

11イグノランスの叛心の範囲はアダムとイヴはもちろんの事、唯一絶対の神、七大天使とその他の数多(あまた)の天使達に向けられていた。

12様々な理由を神に指摘され、追い()められていた数十万の天使はこぞって、イグノランスの堕落を受けた。つまり、イグノランスを受け継いだのである。

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