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この妻を置いて帰りたい

三者面談が始まった。

エルザの就職の話だった。


先生「本日はお越しいただきありがとうございます」


マサムネ「はじめまして父のマサムネと申します」


レティ「母のレティと申します」


先生「よろしくお願いします」


先生「それでは早速ですが、エルザさんの進路についての話を始めさせていただきます」


エルザ「僕、スポーツ選手になりたい」


先生「スポーツ選手ですと例えば、、」


エルザ「ハンマー投げとかの世界記録持ってるもん」


レティ「エルザはハンマー投げ、円盤投げ、槍投げ、砲丸投げの世界記録持ってる」


先生「それは存じ上げておりますが、スポーツ選手はバックアップが無ければ会社勤務での社内のスポーツ部に所属するという方法もありますが」


レティ「どこに勤めるかはエルザに任せる、でも、バックアップはしてあげる」


先生「心強いお言葉ですね」


マサムネ「私もIT関係のeスポーツ部ですので少しはわかりますが」


先生「失礼ながら、お母様のお仕事は?」


レティ「モデル兼女優、さっきまで警察官やってた」


先生「女優ですか、、、」


レティ「やらしい方」


エルザ「恥ずかしいから言わないで」


先生「警察官をされてたのですね」


レティ「SAT隊長で警部だった」


先生「素晴らしいです」


マサムネ「で、エルザはどうしたいの?」


エルザ「僕、会社勤務でスポーツ選手になりたい」


先生「それでしたらイージスディフェンスなどの軍需企業では陸上部が大変有名です」


エルザ「そこにする」


レティ「もうすこし時間をかけて決めてもいい」


マサムネ「決断が早い」


先生「今決めなくてもいいですよ」


エルザ「だって、そこの偉い人にスカウトされたもん」


世界的な軍需企業、日本には、その企業の先端技術研究所がある。


先生「はじめて知りましたよ」


レティ「じゃぁ、エルザに任せる」


先生「よろしいのですね」


明るく元気な声で

エルザ「うん」


三者面談はエルザのサプライズで終わった。

部屋を出ると集られた。


「サインください」


マサムネ「わかった」


学校のe-スポーツ部員だった。


生徒1「あの人AV女優じゃね?」


生徒2「見たことある、なんでもやってた」


レティ「バレちゃった」


マサムネ「やっぱり嘘じゃん」


レティ「隠れてやってた」


マサムネ「公務員の副業禁止に違反」


レティ「皆んな知ってた」


レティのやらしさに腐り切った組織となっていた。


マサムネ「なんだよそれ、告発できるな」


レティ「言ってもいい、総理から許可出てる」


やらしい仕事を副業とすることを条件として自国や他国の為に働くグローバルな公務員だった。

犯人制圧の応援として呼ばれて、丸腰で突入して犯人を制圧する状況だった。


マサムネ「なんだよそれ」


エルザ「僕が前、言ったよ、総理大臣のお墨付きだって」


マサムネ「そういうことか」


レティ「国の偉い人は知ってる、やらしい仕事をしていることも、それに総理は毎回動画を見てDM送ってくる」


マサムネ「SNSやってるんだ」


レティ「やってる」


マサムネ「なんの為に?」


レティ「DMもらう為」


マサムネ「ただの癒着だろそれ」


レティ「構わずどうぞ」


この女は日本に来てもやりたい放題だった。

歩いて3人は家に帰った。


エルザ「僕、今日もいろんな人から告白された」


マサムネ「そうか、そんな歳か」


レティ「誰にしたの?」


エルザ「教えない」


エルザからの返事は無かった。





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